3章 リオファネス城 (3)

(セーブをはさんで引き続き)
battle リオファネス城(リオファネス城屋上)
  バリンテン大公、ラファ:対峙 64/2-18
  バリンテン大公
「この痴れ者め!
 恩を仇で返すとはこのことだッ!
「おまえが生きていられるのは
 誰のおかげだと思う!
 わしだ、わしのおかげだ!
「わしがおまえをあのガレキの山から
 救い出したのだッ!
 その恩を忘れたかッ!
 
  天道士ラファ
「恩を仇で返すだって?
 村を焼いたのはおまえではないか!
「父さんや母さんを殺したのは
 バリンテン…、おまえだ!
 
「恩を仇で返す?
 違う…、これは正当な復讐だ!
 
 
  ラファ:剣を抜き構える
バリンテン:銃を取り出しラファに狙いを定める
 
  バリンテン大公
「復讐だと?
 おまえにわしを殺せるのか?
「わしはおまえの父親だぞ?
 おまえを育てたのはこのわしだ!
 その父を殺そうというのか?
「さあ、殺してみるがいい!
 
 
 
   
  バリンテン大公
「ククク…、殺せはしまい…。
 何故、殺せないかわかるか?
「それはおまえの身体が
 覚えているのだ…。
 恐怖をな…。
「だが、安心しろ…、
 次第に恐怖が恐怖でなくなるよ。
 クックックック。
 
  天冥士マラーク
「その話は本当なのかッ!!
 
 
  マラーク:登場  
  天冥士マラーク
「…今の話は本当なのか?
 
 
  バリンテン大公:銃を構えたままマラークの方に顔を向ける  
  バリンテン大公
「おまえまでわしに刃向かおうと
 いうのか…?
「なんと恩知らずな奴らなのだ!
 
 
 
  ラファ:剣を構え直し  
  天道士ラファ
「殺してやるーッ!!
 
 
  天冥士マラーク
「やめろ! ラファ!!
 
 
  マラーク:バリンテン大公とラファの間に割って入り、ラファの盾となって銃弾を受け、倒れる  
  天道士ラファ
「兄さんッ!!
 
 
  ラファ:マラークの体にとりすがる  
  天道士ラファ
「兄さん! しっかりして!
 兄さんーッ!!
 
  ラムザ:登場  
  剣士ラムザ
「ラファ! マラーク!!
 
 
  バリンテン大公
「おまえがラムザか。
 …動くなよ。
「さあ、ラファ、
 マラークを助けたかったら
 聖石をこちらへ持ってこい。
「マラークが持っているはずだ。
 捜して持ってくるんだ!
 
 
  ラファ:聖石(タウロスとスコーピオ)を取り出す  
  バリンテン大公
「そうだ、それを持ってくるんだ!
 
 
  レディ:登場、バリンテンの背後に立つ  
  「早くしろ!
 
             ………!!
 
  レディ:バリンテンの首を吊り上げる  
  バリンテン大公
「グァッ!!
 
 
  レディ:バリンテンを遠くへ放り投げる
男の叫び声
 
  低い男の声
「…その聖石をこちらに
 渡してもらえないかな?
 
  エルムドア侯爵、セリア:登場  
  剣士ラムザ
「あ、あなたは…、エルムドア侯爵…。
 なぜ、こんなところに…?
 
  ラファ:聖石を懐にしまう  
  エルムドア侯爵
「そうではない…。
 こちらに渡すんだ……。
 
  エルムドア侯爵の目が赤く光る  
  剣士ラムザ
「ラファ! 気をつけろッ!!
 そいつらは人間じゃないッ!!
 
  エルムドア侯爵
「…きみが異端者ラムザか。
 
「…きみに礼を言っていなかったな。
 いつぞやは世話になった。
 ありがとう…。
「私はヴォルマルフのように
 手荒なマネをしたくはないのだよ。
 その辺りをわかって欲しい…。
「さあ、おとなしく聖石を
 渡してもらおうか?
 
「そうしてくれたなら、ヴォルマルフに
 彼が連れ去ったきみの妹を
 返してくれるよう頼んであげよう。
 
  剣士ラムザ
「アルマを!?
 どこだ、返せッ!!
 
  エルムドア侯爵
「私の話を聞いていないのか?
 まずは聖石が先だよ…。
 
  ラファ:ラムザの方を向く
ラムザ:ラファに対して
 
  剣士ラムザ
「……だめだ、渡してはならない。
 
 
  エルムドア侯爵
「妹を見殺しにするのかね?
 
「きみは妹を助けるために
 危険を承知でこの城へ乗り込んで
 来たのではなかったのかな…?
 
  剣士ラムザ
「……………。
 
 
  エルムドア侯爵
「いいだろう…。手荒なマネを
 したくはなかったのだが。
「セリア、レディ、行くぞ…!
 聖石はそこの娘が持っている…。
 聖石を取り戻すのだ…!
 
【勝利条件:天道士ラファを護れ!】 77/2-11
ラファHP=0  
  天童士ラファ
「兄さん……、マラーク兄さん……。
 
 
  剣士ラムザ
「ラファーッ!!
 
 
  ゲームオーバー 50/1-33
エルムドア侯爵またはセリアまたはレディHP=20%以下  
  エルムドア侯爵
「…なるほど、キュクレインや
 ベリアスがやられるわけだ…。
「セリア、レディ、
 今夜は引き上げるぞ!
 
「異端者ラムザよ、
 我が聖石が欲しくば、
 ランベリー城へ来るがいい!
「待っているぞ…!
 
 
 
  エルムドア侯爵、セリア、レディ:退却  
  天道士ラファ
「兄さん……。
 
 
【戦闘終了】 43/1-13
 
(引き続き)
event リオファネス城(屋上)  →記録:もうひとつの力
  ラファ:マラークの体を抱きしめ 58/2-17
  天道士ラファ
「兄さん……、ほら、夜が明けたよ。
 
「よく二人で夜が明けるまで
 いろんなことを話したよね…。
 
「旅行したかったな…。
 ほら、よく話したじゃない。
 
「戦争が終わって平和になったら
 私たちガルテナーハ一族の故郷へ
 行ってみたいって…。
「ねぇ、覚えてる?
 ねぇ、兄さん…、なんとか言ってよ。
 兄さん……。
 
  ラファ:マラークにしがみつく
ラムザ:ラファたちに背を向け、宙を見上げる
 
  剣士ラムザ
「アルマ……。
 
 
  ラファの持つ聖石が音を発する
ラムザ:ラファの方を向く
ラファ:聖石(スコーピオ)を取り出す
 
  天道士ラファ
「……なに、これ?
 
 
  剣士ラムザ
「まさか……、ラファの心に
 反応しているのか……?
「マラークの死を悲しむ心……
 
 
「ウィーグラフの絶望と悲憤が
 ベリアスを喚んだ……。
 
「だとしたら……!
 
 
 
  天道士ラファ
「おまえも、悲しんでくれるの…?
 ありがとう……。
 
  剣士ラムザ
「違う…、ラファ…、それは……。
 
 
  聖石(スコーピオ)、強く輝き、マラークを光で包み込む  
  剣士ラムザ
「…え?
 
 
  マラークの体がかすかに動く  
  天冥士マラーク
「う……、う……。
 
 
  天道士ラファ
「に、兄さんッ!!
 
 
  天冥士マラーク
「ラファ……? ここは……?
 オレはいったい……?
 
  ラファ:マラークに抱きつく  
  天道士ラファ
「兄さん…、兄さん…、兄さん…。
 よかった……。
 
  天冥士マラーク
「痛いよ……、ラファ……。
 あはははは……。
 
 
(引き続き)
event リオファネス城(室内)  →記録:偽らざる心
  ラムザ:イズルードがこときれた部屋に立っている
58/2-17
  天冥士マラーク
『誰かに喚ばれたんだ…。
 わからない、聞いたこともない
 声だったよ…。
天冥士マラーク
『正しき心を持つ者のもとへ戻れ…、
 その声はそう言ってた……。
  ラムザ:聖石(パイシーズ)に気付き、拾い上げる  
  剣士ラムザ
「聖石がこんなところに……?
 
 
  剣士ラムザ
『聖石は神が創ったものではなく
 もっと邪悪な…、そう…、
 ルカヴィがこの世界へ出現するために
 創ったものだと思っていた…。
 
  天冥士マラーク
『誰が創ったのか知らないが
 要は
 “使う側”の問題ということか…。
 
  ラムザ:手の中の聖石(パイシーズ)を眺め  
  剣士ラムザ
「アルマ……。
 
 



 
膠着状態に業をにやした北天騎士団は
拡大した前線に配置された
騎士団をも動員して
ベスラ要塞の攻略を
実行しようとしていた…。
 



 
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