(セーブをはさんで引き続き) | ||
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リオファネス城騎士たちの遺体を前にして | 73/1-14 | |
天冥士マラーク 「…何か、ものすごい力で潰された 惨い死体ばかりだった…。 |
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天道士ラファ 「でも、その中にあなたの妹は いなかったんでしょ? |
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剣士ラムザ 「…ああ、どこにもいなかったよ。 |
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天冥士マラーク 「この城にいたのは間違いないんだ。 連れ去られたんだろうな…。 「この城を訪れた神殿騎士は3人…。 それ以外は見ていない…。 |
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ラムザ:うなずき、少し視線を落として | ||
剣士ラムザ 「ルカヴィに変身した1人は 僕が倒した。 「もう1人…、イズルードは 死体になっていた…。 「となると、最後の1人が 連れ去った…? |
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ラムザ:顔を上げマラークの方を見る | ||
天冥士マラーク 「グレバドス教の総本山、ミュロンドへ 戻ったんじゃないのか? 「だって、奴らは 教皇フューネラルの指示で 動いているんだろう? 「だったら、きみの妹を連れ去った 神殿騎士はミュロンドへ 戻ったはずだ。 |
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剣士ラムザ 「そうかな…? 「教皇が聖石の秘密を知っているとは 僕には思えない。 「その証拠に、ウィーグラフは 魔人ベリアスと契約を結ぶまで 聖石の秘密を知らなかった…。 「それに、イズルードはルカヴィと 戦って死んだように思える。 |
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天冥士マラーク 「どういうことだ? |
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剣士ラムザ 「戦争を影で操り、教会の支配力を 強化する……、 「たしかにそれは 教皇フューネラルの“野心”だろう。 「だが、聖石を集めているのは ゾディアックブレイブの伝説を 利用して民衆の心を掴むため…。 |
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天冥士マラーク 「つまり、こういうことか。教皇の “野心”すら誰かが利用している…? |
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ラムザ:うなずく | ||
天道士ラファ 「彼の妹を連れ去った神殿騎士は誰? |
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天冥士マラーク 「たしか、神殿騎士団の団長、 ヴォルマルフだったと思う。 |
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剣士ラムザ 「おそらく、そいつが黒幕だ…。 |
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天冥士マラーク 「これからどうするんだ? |
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剣士ラムザ 「…ゼルテニアにいるディリータに 会ってみようと思う。 |
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天冥士マラーク 「グリムス男爵の跡を継いで 黒羊騎士団の団長となったあいつか? |
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剣士ラムザ 「…ディリータを裏側で操っているのは 教会と神殿騎士団だろう。 「ディリータはヴォルマルフの正体を 知っているのか……? |
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愛にすべてを CHAPTER 4 SOMEBODY TO LOVE |
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(引き続き) | ||
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ゼルテニア城 | 72/2-21 | |
オルランドゥ伯:窓際から外を眺めている オーラン:反対側の扉から登場 |
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占星術士オーラン 「義父上、お帰りなさいませ! |
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オルランドゥ伯:振り返り | ||
オルランドゥ伯 「うむ…、元気だったか、オーラン。 |
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オーランとオルランドゥ伯:部屋中央に移動 | ||
占星術士オーラン 「はい、私は大丈夫です。 「前線はいかがですか? |
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オルランドゥ伯 「おまえも知ってのとおり、 ひどいものだよ。 「味方が味方の監視をしながらでないと 戦えんほどだ。わしの名も地に 墜ちたものだな、はっはっはっ。 |
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占星術士オーラン 「ご冗談を…。それを言われるなら ゴルターナ公でございましょう。 「義父上がいるからこそ、 他の将軍たちがここにいるのだと 皆、ウワサしております。 |
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オルランドゥ伯 「主君に生涯の忠誠を誓い命を捧げる… それがオルランドゥの家訓だ。 「滅多なことを言うものではない。 |
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オーラン:うなだれる | ||
占星術士オーラン 「すみません。 口が過ぎました。 |
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オルランドゥ伯 「まあ、よい。…それよりも 例の件はどうなった? |
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占星術士オーラン 「機工都市ゴーグで聖石らしき クリスタルが発見されたこと、 「亡くなった枢機卿が 五十年戦争末期にゼラモニアの古城で 聖石を発見したことは事実でした。 「また、神殿騎士団が 暗躍しているようですが、 何をしているかまでは不明です。 |
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オルランドゥ伯 「ミュロンドへ放った“草”は どうした? |
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占星術士オーラン 「残念ながら…。 |
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オーラン:首を横に振る | ||
「できれば、教皇の謀略の証拠を掴み、 和平への糸口と したいものなのですが…。 |
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間 オルランドゥ伯:再び窓際へ移動し、懐から聖石(リーブラ)を取り出す |
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オルランドゥ伯 「やつらはいずれ、 これに気付くだろう。 「その時が本当の戦いかも知れぬ…。 |