4章 リオファネス城〜ゼルテニア城(聖石を持つ男)

(セーブをはさんで引き続き)
event リオファネス城(城内)  →記録:闇でうごめく者ども
  リオファネス城騎士たちの遺体を前にして 73/1-14
  天冥士マラーク
「…何か、ものすごい力で潰された
 惨い死体ばかりだった…。
 
  天道士ラファ
「でも、その中にあなたの妹は
 いなかったんでしょ?
 
  剣士ラムザ
「…ああ、どこにもいなかったよ。
 
 
  天冥士マラーク
「この城にいたのは間違いないんだ。
 連れ去られたんだろうな…。
「この城を訪れた神殿騎士は3人…。
 それ以外は見ていない…。
 
 
  ラムザ:うなずき、少し視線を落として  
  剣士ラムザ
「ルカヴィに変身した1人は
 僕が倒した。
「もう1人…、イズルードは
 死体になっていた…。
 
「となると、最後の1人が
 連れ去った…?
 
 
  ラムザ:顔を上げマラークの方を見る  
  天冥士マラーク
「グレバドス教の総本山、ミュロンドへ
 戻ったんじゃないのか?
「だって、奴らは
 教皇フューネラルの指示で
 動いているんだろう?
「だったら、きみの妹を連れ去った
 神殿騎士はミュロンドへ
 戻ったはずだ。
 
  剣士ラムザ
「そうかな…?
 
「教皇が聖石の秘密を知っているとは
 僕には思えない。
 
「その証拠に、ウィーグラフは
 魔人ベリアスと契約を結ぶまで
 聖石の秘密を知らなかった…。
「それに、イズルードはルカヴィと
 戦って死んだように思える。
 
 
  天冥士マラーク
「どういうことだ?
 
 
  剣士ラムザ
「戦争を影で操り、教会の支配力を
 強化する……、
「たしかにそれは
 教皇フューネラルの“野心”だろう。
 
「だが、聖石を集めているのは
 ゾディアックブレイブの伝説を
 利用して民衆の心を掴むため…。
 
  天冥士マラーク
「つまり、こういうことか。教皇の
 “野心”すら誰かが利用している…?
 
  ラムザ:うなずく  
  天道士ラファ
「彼の妹を連れ去った神殿騎士は誰?
 
 
  天冥士マラーク
「たしか、神殿騎士団の団長、
 ヴォルマルフだったと思う。
 
  剣士ラムザ
「おそらく、そいつが黒幕だ…。
 
 
  天冥士マラーク
「これからどうするんだ?
 
 
  剣士ラムザ
「…ゼルテニアにいるディリータに
 会ってみようと思う。
 
  天冥士マラーク
「グリムス男爵の跡を継いで
 黒羊騎士団の団長となったあいつか?
 
  剣士ラムザ
「…ディリータを裏側で操っているのは
 教会と神殿騎士団だろう。
「ディリータはヴォルマルフの正体を
 知っているのか……?
 
 



 
愛にすべてを
CHAPTER 4 SOMEBODY TO LOVE
 
 
(引き続き)
event ゼルテニア城(室内)  →記録:聖石を持つ男
  ゼルテニア城 72/2-21
  オルランドゥ伯:窓際から外を眺めている
オーラン:反対側の扉から登場
 
  占星術士オーラン
「義父上、お帰りなさいませ!
 
 
  オルランドゥ伯:振り返り  
  オルランドゥ伯
「うむ…、元気だったか、オーラン。
 
 
  オーランとオルランドゥ伯:部屋中央に移動  
  占星術士オーラン
「はい、私は大丈夫です。
 
「前線はいかがですか?
 
 
 
  オルランドゥ伯
「おまえも知ってのとおり、
 ひどいものだよ。
「味方が味方の監視をしながらでないと
 戦えんほどだ。わしの名も地に
 墜ちたものだな、はっはっはっ。
 
  占星術士オーラン
「ご冗談を…。それを言われるなら
 ゴルターナ公でございましょう。
「義父上がいるからこそ、
 他の将軍たちがここにいるのだと
 皆、ウワサしております。
 
  オルランドゥ伯
「主君に生涯の忠誠を誓い命を捧げる…
 それがオルランドゥの家訓だ。
「滅多なことを言うものではない。
 
 
 
  オーラン:うなだれる  
  占星術士オーラン
「すみません。
 口が過ぎました。
 
  オルランドゥ伯
「まあ、よい。…それよりも
 例の件はどうなった?
 
  占星術士オーラン
「機工都市ゴーグで聖石らしき
 クリスタルが発見されたこと、
「亡くなった枢機卿が
 五十年戦争末期にゼラモニアの古城で
 聖石を発見したことは事実でした。
「また、神殿騎士団が
 暗躍しているようですが、
 何をしているかまでは不明です。
 
  オルランドゥ伯
「ミュロンドへ放った“草”は
 どうした?
 
  占星術士オーラン
「残念ながら…。
 
 
  オーラン:首を横に振る  
  「できれば、教皇の謀略の証拠を掴み、
 和平への糸口と
 したいものなのですが…。
 
 
オルランドゥ伯:再び窓際へ移動し、懐から聖石(リーブラ)を取り出す
 
  オルランドゥ伯
「やつらはいずれ、
 これに気付くだろう。
「その時が本当の戦いかも知れぬ…。