(ワールドマップから) | ||
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ラムザ:執務中のザルバッグの側に立っている | 70/2-02 | |
聖騎士ザルバッグ 「…どうした、座らないのか? |
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聖騎士ザルバッグ 「驚いたぞ。おまえがルザリアに 来ているとは思わなかった…。 「アルマもここに来ている。 会っていくといい…。 |
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剣士ラムザ 「…兄さん。 |
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聖騎士ザルバッグ 「なんだ? |
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剣士ラムザ 「戦いをやめることはできませんか? |
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聖騎士ザルバッグ 「…何をばかなことを! |
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ラムザ:テーブルの前へ進み出て | ||
剣士ラムザ 「この戦いにどんな意味があるって いうんですか? 「ベオルブ家は王家を守るために 戦うのではなく、民を守るために 戦ってきました。 「なのに今は、 私利私欲のために戦っている…。 |
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聖騎士ザルバッグ 「おまえに何がわかるというのだ! |
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剣士ラムザ 「兄さんこそ何もわかっていない! 「この争いは誰かが企んだもの! ラーグ公とゴルターナ公は 何者かに利用されているんだ!! |
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ザルバッグ:書類からラムザの顔に視線を移し | ||
聖騎士ザルバッグ 「…利用されているだと? いったいおまえは何を言っている? |
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ラムザ:うつむいて | ||
剣士ラムザ 「僕にもよくわからない…。 |
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ラムザ:顔を上げ | ||
「ただ、ダイスダーグ兄さんが ゴルターナ公を摂政にさせないために 王女誘拐の狂言を仕組んだとき、 「暗殺されるはずだったオヴェリア様を ゴルターナ公のもとへ連れ去った 奴らがいるんです。 「もし、あのとき暗殺されていたら、 ゴルターナ公は王家に逆らう 国賊として誅伐されていたでしょう。 |
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ザルバッグ:激しく椅子から立ち上がり | ||
聖騎士ザルバッグ 「兄上が王女誘拐の狂言を 仕組んだだと? 「ラムザッ! おまえは、実の兄がそのような謀略を 用いたというのかッ! |
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剣士ラムザ 「ザルバッグ兄さんは 何もご存じないのですかッ!? |
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聖騎士ザルバッグ 「このたわけ者めッ!! 「おまえは肉親を信じることが できないのかッ!! 「ええいッ! ここから立ち去れッ!! さっさとイグーロスへ戻るんだッ!! |
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剣士ラムザ 「兄さん、兄さんこそ この僕を信じてはくれないのですか! |
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聖騎士ザルバッグ 「勝手な行動ばかりとるおまえの 何を信じろというのだ! 「腹は違えど同じ血を分けた兄弟と思い 今日まで目をかけてきたが、 所詮、下賎(げせん)の血は下賎。 「高貴なベオルブの名を継ぐには 相応しくないということかッ!! |
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剣士ラムザ 「……兄さん。 |
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北天騎士団騎士:登場 | ||
北天騎士団騎士 「たいへんです、将軍閣下! 「ドグーラ峠を雷神シドの軍勢に 突破されたとの知らせが たった今、届きましたッ!! |
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聖騎士ザルバッグ 「なんだとッ!? ヤツはベスラではなかったのかッ! 「すぐに軍議を開くッ! 皆を集めよッ!! 私も行くッ!! |
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北天騎士団騎士 「ハッ! |
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北天騎士団騎士、ザルバッグ:部屋から出てゆく | ||
(ルザリアから移動しようとすると発生) | ||
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ラムザ:裏門を開け、そこから出ていこうとする | 67/1-26 | |
アルマ 「ラムザ兄さん、待って! |
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ラムザ:振り向く アルマ:裏門内側より登場 |
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剣士ラムザ 「アルマ…。 |
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アルマ 「黙って行くなんてひどいじゃない。 |
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ラムザ:背を向ける | ||
剣士ラムザ 「別れは…苦手なんだよ……。 |
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アルマ 「もう戻らないのね…? |
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間 | ||
剣士ラムザ 「…ディリータが生きていたんだ。 |
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アルマ 「え? |
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剣士ラムザ 「王女誘拐の実行犯の中に ディリータがいたんだ。 |
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アルマ 「どういうこと? |
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剣士ラムザ 「…最初は、僕らに復讐するために ゴルターナ軍に入ったと思ったけど 「もっと…そう、 何か厄介な奴らと 行動を共にしているみたいだ…。 「暗殺されるはずだったオヴェリア様を 助けたのは、ディリータの背後にいる 奴らの思惑みたいだ…。 |
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アルマ 「…ダイスダーグ兄さんが 誘拐を仕組んだのは本当なの? |
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ラムザ:アルマの方を向き | ||
剣士ラムザ 「ああ、本当だよ。 「兄さんには兄さんなりの考えが あるのだろうけど、 僕には納得できない……。 |
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アルマ 「ティータは… ティータはやっぱり……? |
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ラムザ:うつむく | ||
剣士ラムザ 「ああ…。 |
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アルマ:両手で顔を覆う ラムザ:顔を上げ |
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剣士ラムザ 「アルマ、よく聞いてくれ。 「ディリータの背後にいる奴らが 何者かはわからない。 だが、奴らはとても危険だ。 「この戦乱を利用して 何か邪悪なことを 成し遂げようとしている…。 |
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アルマ:顔から手を離し | ||
アルマ 「…ディリータも荷担しているの? |
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ラムザ:首を横に振る | ||
剣士ラムザ 「それはわからない…。 「ディリータにはディリータの思惑… というか、何か狙いのようなものが あるみたいだったけど……。 |
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アルマ:うつむく | ||
アルマ 「ラムザ兄さんは そうした人たちと戦おうというのね? |
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剣士ラムザ 「………。 |
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アルマ:顔を上げ | ||
アルマ 「私も一緒に行くわ。 |
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剣士ラムザ 「何を言っているんだ!? ダメに決まっているだろ!! |
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アルマ 「兄さんの言っていることが 本当だってことを証明したいのよ! |
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ラムザ:横を向いて数歩進み | ||
剣士ラムザ 「ダメだ、ダメだ。 |
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アルマ:ラムザの後ろに立ち拳を震わせ | ||
アルマ 「私だって、ティータみたいなコを 出したくないのよッ!! |
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ラムザ:アルマの方を向き | ||
剣士ラムザ 「アルマ……。 |
SE | |
間 | ||
男の声 「ラムザ・ベオルブだな? |
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ザルモゥたち:登場 | ||
僧侶らしき男 「我が名はザルモゥ・ルスナーダ! 異端審問官である! 「ドラクロワ枢機卿殺害、 及び邪教崇拝の容疑により、 異端審問会への出頭を命ずる! 「このままおとなしく我々に従え! 抵抗する場合は、“異端者”として この場で処刑を執行するッ! |
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剣士ラムザ 「異端審問官!! |
6/2-05 | |
アルマ 「逃げて! 兄さん!! |
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異端審問官ザルモゥ 「そうはさせん! 行けッ! “異端者”を殺せッ!! |
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【勝利条件:異端審問官ザルモゥを倒せ!】 | ||
▼ ザルモゥAT ▼ ザルモゥHP=約70%以下 …………条件(1) |
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異端審問官ザルモゥ 「我々に刃向かうということは 神を冒涜する行為に等しい! 「今からでも遅くはない! 悔い改めよ!! さすれば命だけは助けよう!! |
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剣士ラムザ 「なぜ、僕が“異端者”なんだ!! 僕は何もしていないッ! |
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異端審問官ザルモゥ 「シラをきるつもりかッ! 「聖石を邪神に捧げるために ドラクロワ枢機卿を殺害し、 聖石を奪ったのは貴様であろう! |
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剣士ラムザ 「言いがかりも甚だしい! 「そもそも聖石は伝説と違い 邪悪な力を有する“魔石”だった! 「しかも、枢機卿は その邪悪な力によって伝説の悪魔、 ルカヴィになっていたんだぞ!! |
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異端審問官ザルモゥ 「この期に及んで、枢機卿の名誉まで 傷つけようというのか! 「なんと嘆かわしい! ベオルブの名が泣くぞ!! |
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▼ 条件(1)をクリア ▼ アルマAT ▼ ラムザHP=1以上 |
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アルマ 「兄さん! 早く逃げてッ!! 「異端審問官に連れていかれた者は 絶対に帰ってこれない!! 早く、早く逃げてッ!! |
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剣士ラムザ 「アルマこそ逃げるんだ!! 「このままでは、おまえまで “異端者”の烙印を押されてしまう! そうなる前に早く逃げるんだ! |
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アルマ 「そんなことできるわけないじゃない! 兄さんを置いて一人で逃げるなんて! |
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▼ ザルモゥHP=約20%以下 | ||
異端審問官ザルモゥ 「神をも畏れぬ“異端者”めッ!! この借りは必ず返すぞッ!! |
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ザルモゥたち:逃走 | ||
【戦闘終了】 | 43/1-13 | |
(引き続き) | ||
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アルマ 「大丈夫、兄さん? |
66/1-36 | |
剣士ラムザ 「ああ…。お互い大丈夫なようだな。 「それにしてもあの審問官、 どこで聖石のことを聞きつけたんだ? 「まさか…、ディリータの背後にいる 奴らとはグレバドス教会なのでは…? 「でも、なぜ教会が…? |
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アルマ 「兄さん、聖石って、 あの伝説に登場する聖石のこと? 「聖石って実在するものなの? だとしたら、私、見たことが あるかもしれない……。 |
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剣士ラムザ 「なんだって!? いったいどこで? |
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アルマ 「その前に、私も一緒に 連れていくって約束して! |
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ラムザ:アルマに背を向け | ||
剣士ラムザ 「まだ言っているのか。 今みたいな目に遭うんだぞ! 「絶対に連れていくことはできない! |
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アルマ:ラムザに背を向け腕組みをして | ||
アルマ 「じゃ、私も教えてあげない! |
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ラムザ:アルマの方を向き | ||
剣士ラムザ 「子供みたいなことを言うなよ。 命を失うかもしれないんだぞ! |
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アルマ:ラムザの方を向き | ||
アルマ 「もう遅いかもね。 だって異端審問官に逆らったのよ。 「きっと私も“異端者”だわ。 兄さんと同じように 追われる身ね。 「そうなったら、ダイスダーグ兄さんは ベオルブ家を守るために 私を見捨てるかもしれない…。 |
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剣士ラムザ 「たしかに、ダイスダーグ兄さんなら やりかねないな…。 「いや、ダメだ。 危険すぎる! 「理由をザルバッグ兄さんに説明して 教会の許しをもらうんだ! |
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アルマ 「私が見たのはオーボンヌ修道院よ。 「そう、たしか…処女宮の紋章が 刻まれたクリスタルだったわ。 |
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剣士ラムザ 「ヴァルゴだ……。 「奴らの手に渡る前に……。 「ありがとう、話してくれて。 さあ、おまえはザルバッグ兄さんの ところへ戻るんだ! |
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アルマ 「どうやってオーボンヌ修道院に 入るつもり? 「兄さんは“異端者”なのよ。 グレバドス教の修道院に 入れるわけないじゃない! |
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ラムザ:うなだれる | ||
剣士ラムザ 「う……。 |
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アルマ 「ね? 私が必要でしょ? |
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ラムザ:顔を上げ、アルマへにじり寄り | ||
剣士ラムザ 「いいか、オーボンヌ修道院までだぞ。 その後は必ず戻るんだ。 |
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アルマ 「…いいわ。 |
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剣士ラムザ 「絶対だぞ! |