炭鉱都市ゴルランド「どこだ！
どこへ逃げやがった！？
「上だ！
屋上だッ！！
「囲まれたか…！
「何者だか知らないが、オレたちの
隠れ家に入ったのが間違いだったな。
「今度から入口に書いておいてくれ。
ここが『盗賊のアジト』だってね。
「ククク…。減らず口もそこまでだ。
さあ、観念するんだな。
「何か様子がヘンだな…？
「今日は来客の多い日だな。
まあ、いい。皆殺しにしてやるぜ！
「しまった……！ ち、義父上……。
炭鉱都市ゴルランド →記録：占星術士オーランとの出会い「大丈夫かい？
「ありがとう。
きみたちのおかげで助かったよ。
「オレの名はオーラン、
オーラン・デュライだ。
きみは？
「ラムザ・ベオルブだ。
「！！
「どうかしたかい？
「いや、なんでもない。
気にしないでくれ。
「それより、きみたちは
これからどこへ行くんだい？
「王都ルザリアだ。…きみも王都かい？
よかったら僕らが一緒に行くけど？
「それは残念、逆方向なんだ。
気持ちだけもらっておくよ。
「そうか…。
じゃ、気をつけて。
「ああ、そっちこそ。
ラムザ：少し戸惑うが手を差し出し、握手を交わす
「機会があったら、また会おう。
それまで死ぬなよ。
「あ、ああ…。