1章 ジークデン砦

(ワールドマップから)
battle ジークデン砦
  ゴラグロス:橋上にて、ティータを盾にしている
ザルバッグ、アルガス、他北天騎士団騎士たち:少し離れた場所にいる
6/2-05
  騎士ゴラグロス
「さっさと、ここを立ち去るんだッ!
 この娘がどうなってもいいのかッ!
「おかしなマネはするなよ!
 この砦の中には火薬がごまんと
 積まれているんだ!
「おまえたち全員を吹き飛ばすだけの
 量はたっぷりあるんだぞッ!
 わかったら、さっさと行けッ!
 
  聖騎士ザルバッグ
「我々北天騎士団は貴様たちの
 脅しなどに屈したりはしないッ!!
 
  別方向より、ラムザ、ディリータ:登場  
  剣士ラムザ
「兄さんッ! アルガスッ!!
 
 
  ディリータ:ティータの姿に気付く  
  剣士ディリータ
「ティータッ!!
 
 
  ティータ
「兄さんッ!!
 
 
  騎士ゴラグロス
「早く退けッ!
 さあッ!!
 
  聖騎士ザルバッグ
「構わん、やれ!
 
 
  剣士アルガス
「ハッ!
 
 
  アルガス:矢を射る
ティータ:矢が命中、倒れる
SE
  騎士ゴラグロス
「な、なんのつもりだ…??
 
 
  ゴラグロス:続く矢に射抜かれ、倒れる  
  ティータ
「ディリータ…兄さ……ん…………。
 
 
  剣士ディリータ
「ティーターッ!!!!!
 
 
  北天騎士団騎士:登場  
  北天騎士団騎士
「ザルバッグ将軍閣下、
 山道に新たな敵兵が出現しました!
「人数は約50名ほど。
 中にウィーグラフらしき顔を
 見かけたとの報告です!
 
  聖騎士ザルバッグ
「わかった、すぐに行く。
 …あとは任せたぞ、アルガス。
 
  ザルバッグ、北天騎士団騎士:退場  
  騎士ゴラグロス
「ク…、クソッ……!
 
 
  ゴラグロス:砦の中へ這い入り、内側から扉を閉める  
  剣士ディリータ
「ティータッ!
 
 
  ディリータ:ラムザを押しのけ、ティータのもとへ駆けつけようとする  
  アルガス:行く手を遮るように立つ  
  剣士アルガス
「どこへ行こうっていうんだ?
 
 
  剣士ディリータ
「アルガスッ! 貴様ーッ!!
 
 
  剣士アルガス
「なんだ、やろうッていうのか?
 いいだろう、相手になるぜ!
 
  剣士ラムザ
「兄さん…、どうして…?
 どうして、ティータを……?
 
  剣士アルガス
「さあ、かかってこいよ! 家畜は所詮
 家畜だってことを教えてやるッ!!
 
  アルガス:口笛で合図
敵:登場
 
【勝利条件:剣士アルガスを倒せ!】 12/1-09
ラムザAT
…………条件(1)
 
  剣士ラムザ
「何故だ、何故、こんなことをするッ!
 アルガス、何故だッ!!
 
  剣士アルガス
「ラムザ、おまえの
 兄キの命令だぜ。何故はないだろ?
「それに、たかが平民の小娘のために
 おまえは騎士団の誇りを捨てて
 あいつらの要求を飲むというのか!?
 
  剣士ラムザ
「ティータは…、ティータは
 ディリータの妹なんだぞッ!!
 
  剣士アルガス
「いい加減に気付いたらどうだ!
 『違う』ってことにな!
「生まれも違うなら、
 これからの人生もまったく違う!
 宿命って言ってもいい!
「ヤツとヤツの妹はここにいては
 いけなかった! 花でも売って
 暮らしていればよかったんだよッ!
 
条件(1)をクリア
アルガスAT
…………条件(2)
 
  剣士アルガス
「ラムザ、
 おまえはどうなんだ?
「何故、オレと戦うッ?
 オレに剣を向けるということは、
 北天騎士団を裏切るということだぞ!
 
  剣士ラムザ
「クッ…。しかし…、しかし、
 こんなこと、許されるっていうのか!
 
  剣士アルガス
「筋金入りの甘ちゃんだぜッ!
 何故、おまえなんかがベオルブ家に?
 
条件(1)をクリア
ディリータAT
…………条件(3)
 
  剣士ディリータ
「アルガスッ! よくもティータをッ!
 殺してやるぞ、殺してやるーッ!!
 

条件(2)をクリア
ラムザAT
…………条件(4)
 
  剣士ラムザ
「僕だって、
 好きで生まれたわけじゃないッ!!
 
  剣士アルガス
「それが甘いって言うんだよッ!
 自分に甘えるなッ!!
「ベオルブ家は武門の棟梁だ!
 トップとして果たさねばならない
 役割や責任があるッ!
「おまえでなければできないことが
 たくさんあるんだ! それができない
 ヤツの代わりに果たさねばならない!
 
  剣士ラムザ
「利用されるだけの人生なんて
 まっぴらだッ!!
 
  剣士アルガス
「利用されるだけだと?
 ふざけるなッ!!
「ベオルブ家がベオルブ家として
 存在するために、
 オレたちは利用されてきた!
「いや、もちろん、オレたちだって
 ベオルブ家を盾として、その庇護の下
 生き続けることができた!
「そうさ、持ちつ持たれつの関係を
 築いてきたんだッ!
 そうやっておまえは生きてきたッ!
「利用されるだけだと?
 おまえは、“親友”と称する
 ディリータでさえ利用してきたんだ!
 
  剣士ラムザ
「僕がディリータを利用してきた…?
 
 
条件(4)をクリア
アルガスAT
マンダリア平原で1を選択した
 
  剣士アルガス
「おまえだってベオルブ家の人間として
 その使命を知っているはずだ!
「そう、マンダリア平原でオレが
 敵に襲われているとき、
 任務を優先したようになッ!!
 
  剣士ラムザ
「クッ!!
 
 
  (アルガスのBraveが10上昇)
(ラムザのBraveが10減少)
 
条件(4)をクリア
アルガスAT
マンダリア平原で2を選択した
 
  剣士アルガス
「おまえだってオレを利用するために
 マンダリア平原で助けたんだろう?
 
  剣士ラムザ
「ばかなことをッ! 目の前で
 困っている人間を放っておけるかッ!
 
  剣士アルガス
「だったら、次からは捨てておけ!
 友好的な人間だけとは限らんからな!
 
  (ラムザのBraveが10上昇)  
条件(3)と(4)をクリア
ディリータHP=1以上
アルガスAT
 
  剣士アルガス
「悔しいか、ディリータ!
 自分の無力さが悔しいだろッ?
「だが、それがおまえの限界だ!
 平民出のおまえには
 事態を変えるだけの力はない!
「そうだ、そうやって、
 嘆き悔しがることしかできないんだ!
 はっはっはっ、いい気味だぜ!!
 
  剣士ディリータ
「言いたいことはそれだけか…?
 それだけかッ、アルガスッ!!
 
  剣士アルガス
「そういきりたつな、ディリータ!
 すぐに妹の後を追わせてやるッ!
 
  剣士ディリータ
「オレはおまえのいいなりにはならん!
 誰にも利用されんッ!!
 
  (ディリータのBraveが10上昇)  
ラムザAT
ディリータHP=約50%以下
 
  剣士ラムザ
「大丈夫か、ディリータ?
 
 
  剣士ディリータ
「オレに構うな、ラムザ!
 アルガスの次は、おまえの番だッ!!
 
  剣士ラムザ
「ディリータ……。
 
 
  (ディリータのBraveが10上昇)
(ディリータHP=0の場合、HP=1になる)
 
アルガスHP=0  
  剣士アルガス
「く…くそッ…… おまえたち……
 な、軟弱者どもに………やられ……
 
  アルガス:絶命  
【戦闘終了】 43/1-13
 
(引き続き)
event ジークデン砦  →記録:そして僕は逃げ出した…
  ディリータ:橋上に倒れているティータのもとへ
ラムザ:少し離れて見守っている
SE
  剣士ラムザ
「……ディリータ。
 
 
  ディリータ:ティータの亡骸を抱きしめる
不穏な音
 
  剣士ラムザ
「なんだ!?
 爆発…???
 
  剣士ラムザ
「ディリータ、ここは危険だ!
 早くこっちへッ!!
 
  爆発
ラムザ:爆風に吹き飛ばされる
 
  剣士ラムザ
「ディリータッ!!!
 
 
  大爆発  



 
僕は今まで当然のように生きてきた。
その“当然”が崩れたとき
僕はすべてを棄てて逃げ出した…。
79/2-06