3章 オーボンヌ修道院 (2)

(セーブをはさんで引き続き)
battle オーボンヌ修道院(地下書庫 地下一階)
  アルマ:イズルードに腕を掴まれている 76/1-32
  アルマ
「イヤッ、離してッ!!
 
 
  神殿騎士ウィーグラフ
「イズルードよ、ここは私に任せろ!
 さっさとその娘を連れていけッ!!
 
  神殿騎士イズルード
「さあ、こっちへ来るんだッ!!
 
 
  アルマ
「助けてッ!
 ラムザ兄さんッ!!
 
  イズルード:アルマをひきずって共に退場
ラムザたちの足音
 
  神殿騎士ウィーグラフ
「来たか、ラムザめ!
 
「よいか、子供だと思って
 なめてかかると痛い目にあうぞ!
 用心してかかれッ!!
 
【勝利条件:神殿騎士ウィーグラフを倒せ!】  
ウィーグラフAT
…………条件(1)
 
  神殿騎士ウィーグラフ
「…ミルウーダよ、今こそ、
 おまえの仇を討ってやるぞ!
 
条件(1)をクリア
ラムザAT
ウィーグラフHP=1以上
…………条件(2)
 
  剣士ラムザ
「おまえはウィーグラフ!!
 生きていたのか!!
 
  神殿騎士ウィーグラフ
「久しぶりだな、ラムザ。
 また会えて嬉しいぞ!!
 
  剣士ラムザ
「…理想の実現に燃えていた戦士が
 教会の犬に成り下がったか!
 
  神殿騎士ウィーグラフ
「実現することの難しさを知らぬ
 おまえに何がわかる?
「理想がどんなにすばらしいものでも
 実現できなければ
 それはただの夢にすぎない!
「では、どうやったら実現できる?
 この世の中、力がなければ
 何もできない!
「私はそれを悟った!!
 力を持たぬ者は何をやっても
 夢を実現化することはできん!
「おまえには私が教会の犬に見えよう!
 なんとでも言え!!
 私はいっこうに構わん!
「どんなに蔑まれようとも
 最後に笑うのは私だ!!
 必ずおまえたちを屈服させてやる!
 
条件(2)をクリア
ウィーグラフAT
ウィーグラフHP=約60%以下
ラムザHP=1以上
 
  剣士ラムザ
「…ウィーグラフ、
 あなたは悲しい人だ。
「たとえ、夢敗れても、
 人々はあなたのことを
 忘れなかったはずだ!
「あなたの思想や行動は人々の価値観に
 影響を与え、それは我々貴族の
 古い慣習にも一石を投じた!
「あなたは、あなたの考えで
 行動するところに意義があったのだ!
 
「ミルウーダやあなたの仲間だった人は
 たとえその選択しかなかったとしても
 あなたの行動を残念に思うだろう。
「夢や理想は、誰かの手を借りて
 実現しても価値が半減してしまう!
 そうじゃないのか、ウィーグラフ!
 
  神殿騎士ウィーグラフ
「ならば、おまえは違うと言うのか?
 おまえは独りで生きているとでも?
「“持たざる者”の気持ちなど
 おまえにわかろうはずもない!
 
「たとえ理屈でわかっていたとしても
 おまえにはその実感がない!
 それがおまえの限界だ!
「“現実”はもっと厳しいものなのだ!
 おまえが考えている以上にな!
 
「おまえに責められる覚えはない!
 おまえたちに責められる理由など
 何もないのだッ!!
 
ウィーグラフHP=0  
  神殿騎士ウィーグラフ
「くぅ……!
 …だが、私は…負けぬ……!
「私は…『アリエス』を…持つ
 ゾディアックブレイブの……一員…!
 負ける…わけには…いか…ぬ…!
 
  ウィーグラフ:逃走  
  剣士ラムザ
「どこだッ! ウィーグラフッ!
 
 
【戦闘終了】 43/1-13
 
(引き続き)
event オーボンヌ修道院(修道院外)  →記録:魔人ベリアス
  イズルード:気絶したアルマと共に騎乗
ウィーグラフ:血を流しうつぶせに倒れている
60/2-08
  神殿騎士イズルード
「大丈夫か、ウィーグラフ!!
 
 
  神殿騎士ウィーグラフ
「わ…私に…構うな…
 ゆ…、行け……!
 
  ラムザ:修道院内から登場  
  剣士ラムザ
「アルマ!!
 
 
  神殿騎士ウィーグラフ
「行け……イズルード……。
 
 
  神殿騎士イズルード
「すまないッ、ウィーグラフ!!
 
 
  イズルード:退場
ラムザ:跡を追おうとする
 
  剣士ラムザ
「待てッ! イズルード!!
 
 
  雷鳴が轟く  
  神殿騎士ウィーグラフ
「グホッ!
 
 
  神殿騎士ウィーグラフ
「くそ………こんな……ところで…
 死ぬのか……
「ミルウーダの…仇も…討たずに…。
 このまま…死んでは……死んでいった
 仲間たちに…申し訳が立たん……。
「いやだ……死にたくない……。
 このままでは…あまりに……。
 
 
  聖石(アリエス)がウィーグラフの懐からこぼれ落ち、更に宙に浮かび、光り輝く  
  聖石を持つ者よ…
我と契約を結べ…
 
  剣士ラムザ
「なんだ…?
 聖石が…喋ったのか…?
 
  聖石を持つ者よ…
我と契約を結べ…
さすれば汝の魂は我が肉体と融合し
永遠の生を得ることができよう…
 
  神殿騎士ウィーグラフ
「これが……聖石の秘密……?
 
 
  汝の絶望と悲憤が我を喚びだした…
さあ、我と契約を結べ…
 
  剣士ラムザ
「だめだッ! ウィーグラフ!!
 聞いちゃいけないッ!!
 
  神殿騎士ウィーグラフ
「助けて……くれ………
 
 
  雷鳴が轟く
聖石(アリエス)、激しく輝く
 
  我が名は魔人ベリアス……
汝の願いを聞き届けよう……
 
  ウィーグラフ:聖石(アリエス)の力によりベリアスに変身する  
  魔人ベリアス
『これが聖石の力か……!
 
 
  剣士ラムザ
「ウィーグラフ……!
 
 
  ベリアス:ラムザの方を向く  
  魔人ベリアス
『ラムザ、
 素晴らしいぞ、この力は…!
『いや、力だけではない。
 時空を超えて幾百年分の知識が
 頭に刻み込まれていく……。
 
  ラムザ:剣を抜き構える  
  魔人ベリアス
『クククク……、あわてるな……
 楽しみは後にとっておけ……!
 
  魔人ベリアス
『クククク……、素晴らしい……
 素晴らしい力だ……!
 
  ベリアス:消え去る
ラムザ:剣を収める
 
  シモン:修道院内より登場
ラムザ:シモンを抱きかかえる
 
  剣士ラムザ
「シモン先生ッ!!
 しっかり…、しっかりしてください!
 
  神学者シモン
「こ……これを………。
 
 
  剣士ラムザ
「この本は?
 
 
  シモン:ラムザにゲルモニーク聖典を渡す  
  神学者シモン
「これは…聖アジョラの弟子……
 ゲルモニークが記した本です……。
「長い間、行方不明…でしたが…
 私がここの地下書庫で…
 発見しました……
「ここにはゾディアックブレイブ伝説の
 真相が…詳細に…記されています…。
 
 
  剣士ラムザ
「先生、もうしゃべらないで!
 
 
  神学者シモン
「いいのです、もう……。
 
「私は罪深い男です……。
 教会の不正を知りながら……
 ただ黙って傍観していました…。
「この本さえあれば…
 教会の不正を…暴く…ことができる!
 
「この本を利用して……
 アルマ様を……取り戻すのです……。
 
 
  剣士ラムザ
「先生ッ!!
 
 
  神学者シモン
「ふぅ……
 これで楽になれる……。
「あとは……頼みましたよ……、
 ラムザ様……。
 
「あ……あなたは……
 若い頃の……バルバネス様に……
 ほ…本当に…そっくり……だ……。
 
  シモン:力尽きる  
  剣士ラムザ
「シモン先生ーッ!!