3章 貿易都市ドーター〜ゼルテニア城

(ワールドマップから)
event 貿易都市ドーター
  降雨
マラーク:ラムザの前に立ちはだかる
40/1-16
  異国の風貌を持つ魔道士
「異端者ラムザだな?
 
 
  剣士ラムザ
「…アルマはどこだ?
 
 
  異国の風貌を持つ魔道士
「妹を返して欲しければ
 リオファネス城まで来い。
「ただし、修道院で手に入れた
 『ゲルモニーク聖典』を
 持ってくることが条件だ。
 
  剣士ラムザ
「あんな古文書にどんな意味がある?
 
 
  異国の風貌を持つ魔道士
「『ゲルモニーク聖典』を
 読んでいないわけではないんだろ?
 
  剣士ラムザ
 1.読んだ。
 2.読んでいない。
 



1を選択
 
  剣士ラムザ
「…教会の不正を暴かれたくなかったら
 アルマを返せッ!
 
  異国の風貌を持つ魔道士
「おまえは条件を出せる立場にいない。
 選択する余地はないんだ。
 
  ラムザ:うつむく  
  異国の風貌を持つ魔道士
「確かに伝えたぞ。
 
 
  マラーク:立ち去る  



2を選択
 
  剣士ラムザ
「…いや、まだ読んでいない。
 重要な文書らしいな…?
 
  異国の風貌を持つ魔道士
「お気楽な奴だ。
 
「ただでさえ、命を狙われている
 というのに、持っている文書の
 重要さすら認識していないとはな…。
 
  ラムザ:うつむく  
  異国の風貌を持つ魔道士
「まぁ、いい。
 …確かに伝えたぞ。
 
  マラーク:立ち去る  
 
(ドーターから移動しようとすると発生)
event ゼルテニア城  →記録:オヴェリアとディリータ
ゼルテニア城の教会跡 37/2-09
  オヴェリア:座り込んでいる  
  騎士ディリータ
「…こんなところにいたのか、
 皆が捜していたぞ。
 
  オヴェリア:無反応
ディリータ:オヴェリアの側に近づき
 
  騎士ディリータ
「なんだ、元気がないな。
 
「おっと、
 こんな口の利き方は失礼なのかな。
 
 
  ディリータ:大仰に挨拶する  
  「女王陛下におわしましては
 ご機嫌も麗しく存じ……
 
 
  女王オヴェリア
「やめてッ!!
 
 
  オヴェリア:顔をそむける  
  女王オヴェリア
「……お願い、やめて。
 
 
  騎士ディリータ
「…悪かったよ。すまない。
 
 
  女王オヴェリア
「…貴方たちは
 私をどうしようというの?
「私はオヴェリアじゃないのよ。
 貴方たちにとって
 何の価値もないはず。
「そう…、私には
 生きる価値なんてない……。
 
 
  オヴェリア:膝に顔を埋める
ディリータ:オヴェリアに背を向ける
 
  騎士ディリータ
「そうだな、たしかに
 おまえはオヴェリアじゃない。
「それどころか、
 本当の名前すらわからない。
 貴族なのか平民なのかも不明だ…。
 
  オヴェリア:顔を上げる  
  女王オヴェリア
「…私の生きてきたこれまでの時間は
 いったい何だったの?
「王女の身代わりとして
 育てられ生きてきた……。
 
「ふふふ…、おかしなものね。
 
 
「王女なのに王都から離れた修道院で
 一生ひっそりと暮らさなければ
 ならないなんて…、
「どうして、私だけがそんな風に
 生きなければならないんだろうって、
 ずっと考えていた…。
「でも、私一人が我慢することで
 畏国の平和が続くなら
 それでもいいって思ったわ。
「あの悲しみ、あの寂しさ…、
 いったい何だったの?
 
 
  オヴェリア:再び膝に顔を埋める  
  騎士ディリータ
「おまえはオレと同じだ…。
 
「偽りの身分を与えられ生きてきた
 哀れな人間だ…。
 
「いつも誰かに利用され続ける。
 
 
「努力すれば報われる?
 そんなのウソだ。
 
「努力しないでも、
 それに近いヤツだけが
 報われるのが世の中の構造だ。
「多くの人間は与えられた役割を
 演ずるしかない…。
 
「…もっとも、大半の人間は
 演じていることすら
 気付いていないけどな。
「オレはそんなのまっぴらゴメンだ。
 オレは利用されない。
 利用する側にまわってやる!
「オレを利用してきたヤツらに
 それ相応の償いをさせてやる!
 
 
  ディリータ:右手を握りしめる
オヴェリア:ディリータを見つめる
 
  女王オヴェリア
「貴方は何をしようというの?
 
 
  ディリータ:オヴェリアの方を向き  
  騎士ディリータ
「オレを信用しろ、オヴェリア。
 
「おまえに相応しい王国を
 用意してやる!
 オレがつくってやる!
「おまえの人生が
 光輝くものになるよう
 オレが導いてやろう!
 
  ディリータ:オヴェリアの側にしゃがむ  
  騎士ディリータ
「だから…、そんな風に
 泣くのはよせ。
 
  女王オヴェリア
「信じていいの……?
 
 
  ディリータ:うなずく  
  騎士ディリータ
「オレはおまえを裏切ったりはしない。
 
「死んだ妹…、
 ティータに誓おう…。
 
「だから、もう、泣くな…。
 
 
 
  オヴェリア:ディリータに抱きつく
ディリータ:オヴェリアを抱きしめる