3章 オーボンヌ修道院 (1)

(ワールドマップから)
event オーボンヌ修道院(地下書庫 地下一階)  →記録:シモンの告白
  シモンたち:倒れている
アルマ:登場
54/1-31
  アルマ
「シモン先生ッ!!
 
 
  ラムザ:登場、アルマと共にシモンの元へ駆け寄る  
  アルマ
「先生、しっかりしてくださいッ!!
 
 
  シモン:体を起こす  
  神学者シモン
「う…う…アルマ…様……
 何故……ここに?
 
  アルマ
「いったいどうしたんですか?
 何があったんですか?
 
  神学者シモン
「こ…、ここは…危険です…。
 早くお逃げなさい…。
「やつらが…聖石を……
 聖石『ヴァルゴ』を奪いに……。
 
 
  剣士ラムザ
「聖石!?
 アルマの言ったとおりだ…。
 
  シモン:ラムザの方に顔を向け  
  神学者シモン
「…あの聖石は王家に伝わる
 秘宝の一つ……。
「オヴェリア様をこの修道院に…
 お迎えした際…、王女の証にと
 王家よりお預かり…いたしました…。
 
  剣士ラムザ
「奴らとはいったい?
 聖石を狙う奴らとは何者なんですか?
 
  神学者シモン
「…あなたは…アルマ様の兄君…
 ラムザ様ですね…?
「これ以上…、彼らに関わるのは
 おやめなさい……。
 命を失うことになる……。
 
  下の階へ続く扉から声が聞こえる  
  男の声
「聖石はどこだッ!!
 
 
  別の男の声
「あわてるなッ!
 必ずあるはずだッ!! 探せッ!!
 
  扉の開く音  
  さらに別の男の声
「ここから地下へ降りられるようだ!
 行くぞッ!!
 
  剣士ラムザ
「僕は教会から“異端者”の汚名を受け
 命を狙われています。
「それも僕の持つ聖石のためですか?
 教えてください。
 奴らはいったい何者なんですッ!?
 
  神学者シモン
「…教皇フューネラルとその一派は
 失った教会の威信を取り戻すために
「まずはラーグ公とゴルターナ公を
 争わせ、軍事力を削ぎ落とそうと
 しています…。
「戦乱が長引けば軍事力を失わせる
 だけでなく、民からの王家に対する
 信用を落とすこともできるでしょう。
 
  剣士ラムザ
「聖石を集め、伝説のゾディアック
 ブレイブを復活させる真意は?
 
  神学者シモン
「…むろん、民からの信望を
 集めるためです……。
 
  剣士ラムザ
「だが、枢機卿はルカヴィとの融合を
 遂げていました。
「あれが聖石の力だとしたら
 騎士団に代わる恐ろしい軍事力に
 なります。
「教皇が欲しているのはその力…?
 
 
 
  神学者シモン
「あなたは、兄上たちとは違う…。
 亡きバルバネス様に似ている……。
「あなたなら……
 彼らの野望を打ち砕くことが
 できるのかもしれない……。
 
  ラムザ:立ち上がり  
  剣士ラムザ
「おまえはここに残れ。
 僕は奴らを追う。
 
  アルマ:立ち上がり  
  アルマ
「私も一緒に行くッ!
 
 
  剣士ラムザ
「シモン殿を一人にしておけない。
 安全なところに隠れているんだ!
 
  アルマ
「……わかったわ、そうする。
 
 
  ラムザ:聖石(タウロス・スコーピオ)をアルマに手渡す  
  剣士ラムザ
「もしもの時のために聖石を
 預けておく。
「僕が戻ってこなかったら
 必ずバグロスの海に捨てるんだ。
 いいな?
 
  アルマ
「…こんな時に何もできないなんて
 本当に悔しい……。
「私も兄さんみたいに
 男に生まれたかった……。
 
 
  剣士ラムザ
「…ばかだな。
 心の許せる肉親はアルマだけさ。
 
  アルマ
「兄さん……。
 
 
  剣士ラムザ
「シモン殿を頼んだぞ!
 
 
 
(セーブをはさんで引き続き)
battle オーボンヌ修道院(地下書庫 地下二階)
  神殿騎士イズルード
「おまえたちはここに残れ!
 いいな!
10/1-30
  神殿騎士団魔道士
「ハッ!
 
 
  イズルード:下の階へ
ラムザたち:登場
 
  剣士ラムザ
「これ以上、奴らの好きにはさせない!
 聖石を奴らの手に渡すなッ!!
 
【勝利条件:すべての敵を倒せ!】  
すべての敵を倒す  
  下の階よりの声  
  神殿騎士イズルード
「おおッ、これが聖石『ヴァルゴ』か!
 美しいッ!!
 
  剣士ラムザ
「地下か! 進むぞッ!!
 
 
【戦闘終了】 43/1-13
 
(セーブをはさんで引き続き)
battle オーボンヌ修道院(地下書庫 地下三階)
  神殿騎士イズルード
「ここを嗅ぎつけるとはな!
 …だが、ちょうどよかった。
「異端者ラムザよ、
 貴様の持っている聖石を
 こちらに渡してもらおうか!
9/2-10
  剣士ラムザ
「残念だが、そうはいかない。
 そちらこそ聖石を置いていくんだ!
「おとなしく従うならば、
 このままきみたちを見逃すとしよう!
 
 
  神殿騎士イズルード
「我々に勝てると思っているのか!
 ならば、力ずくで取り返すまで!!
 
【勝利条件:神殿騎士イズルードを倒せ!】  
イズルードAT
イズルードHP=約80%以下
…………条件(1)
 
  神殿騎士イズルード
「異端者ラムザよ、
 何故、貴様は我々に逆らうのだ!
「貴様はベオルブ家の人間でありながら
 ダイスダーグやザルバッグに
 従おうとしない…。
「それは何故だ!!
 
 
 
  剣士ラムザ
「僕はベオルブの人間だ! だからこそ
 兄さんたちには従えない!
「ベオルブの名は私利私欲のために
 使うものではない! 天が定める
 “正義”のために使うべき力!
「五十年戦争のとき、父上は
 鴎国の侵略から民を守るために戦い、
 そして死んでいった…。
「腐敗した王家の…、いや、
 貴族全体の利権を守るためだけに
 ベオルブ家は戦ってはならないのだ!
 
  神殿騎士イズルード
「ならば、我々と共に戦え!
 目指すものは我々と同じはず!
「異端者ラムザよ、
 よく聞けッ!!
 
「我々グレバドス教会が理想とする
 世界は、身分の差など気にせずに
 皆が平等に暮らせる世界だ!
「それは聖アジョラが唱えた
 理想郷にほかならない!
 それはすなわち“神の国”!
「民の心はすでに王家や貴族から
 離れている!
 それは貴様も十分承知のはず!
「今、我々が正しい道を示さなければ
 イヴァリースは滅んでしまう!!
 
 
  剣士ラムザ
「この戦乱を起こさせたのは
 おまえたちではないかッ!
「それが神の意志だとでもいうのかッ!
 
 
 
  神殿騎士イズルード
「大きな変革のためには
 ある程度の犠牲も必要なのだ!
「腐りきった王家や貴族の豚どもは
 その罪を贖わねばならない!!
 それが民のためなのだッ!
「さあ、我々に協力しろ!
 かつて、おまえの友であった
 ディリータがそうしたようにな!
 
条件(1)をクリア
ラムザAT
イズルード存在
 
  剣士ラムザ
「民のためといえば聞こえはいいが、
 結局、おまえたちが欲しているのは
「騎士団を超えた強大な軍事力では
 ないか!
 
「聖石に秘められた恐るべき力で
 民を支配しようというのだろうッ!
 あの忌まわしき“悪魔の力”でッ!
 
  神殿騎士イズルード
「“悪魔の力”だと?
 ばかな、聖石は“神器”だぞ!
「我々は神の奇跡によって
 民を導こうというのだ!
 けっして“悪魔の力”ではない!
 
  剣士ラムザ
「枢機卿がルカヴィになったことを
 知らないわけではないだろう?
「あれを“悪魔の力”と言わずして
 なんというッ!?
 
 
  神殿騎士イズルード
「なんのことだか、
 さっぱりわからんな!
「聖石を奪うために貴様が枢機卿を
 殺害したのではないのか!?
 
「もっとも、枢機卿は我々に内緒で
 聖石を集めようとしていたからな、
 死んで当然だったよ!
 
イズルードHP=約20%以下  
  神殿騎士イズルード
「くそッ!!
 奴の強さを認めろというのかッ!!
「…ここで死ぬわけにはいかない。
 聖石を持ち帰らねば……!
 
「異端者ラムザよ、
 覚えておけ!
 次に会ったときが貴様の最期だッ!!
 
  イズルードたち:逃走  
  剣士ラムザ
「待てッ! イズルード!!
 
 
【戦闘終了】 43/1-13