市街地 南部〜廃坑 第2階層

市街地 南部 − [フォルトー通り]
  アシュレイ:格子を前にして SE
アシュレイ ここは開きそうにないな…。  
 
廃坑 第2階層 − [身を削って掘り続けた部屋]
  【エアエレメンタル登場、戦闘】 2-19
  【倒す=戦闘終了】 2-20
 
廃坑 第2階層 − [迷い込んだ子供達の通路]
  物音 ---
  ずっと奥の部屋で扉が開いた!  
  時間制限イベント開始 2-05
 
廃坑 第2階層 − [生まれ変わった者達の墓場]
  【アースエレメンタル登場、戦闘】 ↓2-05
  【倒す=戦闘終了】 2-20
 
  時間切れの場合  
廃坑 第2階層 − [契約を交わす部屋]
  アシュレイ:セーブポイント上にて 2-08
アシュレイ いったい何だったんだ…?  
  ここは、さっきの部屋…。
振り出しに戻ったってワケか。
 
 
地下街 西部 − [地震に脅えた混乱の広間]
  【ダークエレメンタル登場、戦闘】 2-14
  【倒す=戦闘終了】 2-20
 
廃坑 第2階層 − [暗闇の中での食事場]
  【クラウドドラゴン登場、戦闘】 1-037
  【倒す=戦闘終了】 2-20
キャロの声 ……ット、…どこにいるの? ---
  アシュレイ:周囲を見回す  
キャロの声 …生きてい…の?
エージ……ト・ライオット。
 
アシュレイ メルローズ?
メルローズだな?
 
  どこだ?
どこにいるッ?
 
  アシュレイ:キャロの意識とリンク  
 
市街地 東部 − [ギルギット家]
  キャロ:部屋の隅で、膝を抱えて座っている
キャロ:周囲を見回すも何も変わりはなく、肩を落とす
その近くにアシュレイの影が立っている
2-06
  扉を開こうとする大きな音
キャロ:思わず立ち上がる
 
ダメだ。ここも刻印で
封じられている!
 
別の声 他を探そう!  
   
更に別の声 大丈夫だ。そう簡単に
破られたりはしない。
 
  キャロ:声のした方を向く
ひときわ高い場所にハーディンが立っていた
 
ハーディン 刻印で封じる場合、
必ずガーディアンを指定するんだが
その扉は思い切り強いヤツにしておいた。
 
キャロ あなたもシドニーのように
モンスターを召喚できるのね。
 
  ハーディン:頷いて  
ハーディン ああ。
さあ、大聖堂へ移動するぞ。
 
  キャロ:ハーディンの隣にいるジョシュアに気付く
キャロ:以前見た影を思い出す
 

 
ジョシュア姿の影 …彼は死ぬつもりなんだ。  

 
キャロ あのときの……  
  ジョシュア:ハーディンの後ろに隠れる  
ハーディン こいつは公爵の息子さ。
大切な人質(おきゃくさま)だ。
 
  よほど怖かったようで、
一言も喋ってくれないんだ。
 
キャロ あなたには
ずいぶん懐いているようね。
 
ハーディン ああ、オレだとは
知らないらしい。
 
キャロ あなたたちメレンカンプが
公爵邸を占拠した理由は何?
 
  キャロ:ハーディンを見据え  
  答えて!  
ハーディン その必要はない。  
ハーディンの影の声 オレたちは公爵に
反旗を翻したんだ。
 
  キャロ:声のした方を向く
ハーディンの影が立っている
キャロ:ハーディン(実体)がそのままなのを確認し、再び影の方に向く
 
ハーディンの影 公爵は25年間にわたって育て上げた
この牧場を処分しようとしたのさ。
 
キャロ 公爵はこの牧場を
処分しようとした……
 
ハーディン おまえ……  
ハーディンの影 公爵は死の病にかかっている。
死の間際になって、自分のやっている
ことが恐ろしくなったようだ。
 
  だから、自分の命のあるうちに
この街をなかったものにしようとしている。
 
キャロ この街を公爵の手から
奪おうとしているのね、
あなたたちは。
 
ハーディン 貴様、オレの心を
読んでいるのか!?
 
  ハーディンの影:消える
キャロ:ハーディンに向かい
 
キャロ なぜ、公爵邸を占拠したの?  
  ハーディン:無言  
  キャロ:詰問調で  
キャロ 答えなさい!  
  ハーディンの影が再び現れる  
ハーディンの影 後継者となるためには“鍵”が必要だ。
グラン・グリモアの真の力を引き出すには
その所有者にならなければならない。
 
  キャロ:ハーディンの影に向かい  
キャロ 鍵?  
ハーディンの影 所有者である公爵はもうすぐ死ぬ。
後継者がいないまま所有者が
死んでしまってはすべてが終わる。
 
  公爵は呪われたメレンカンプの
血脈を断ち切ろうとしているが
そんなことはさせない。
 
  我々が引き継ぐのだ。
シドニーは―――
 
  ハーディンの影:突如消える
キャロ:ハーディンを見る
ハーディン:太股に剣を刺している
ジョシュア:彼に寄り添っている
 
ハーディン これ以上、オレに
手間をかけさせるな…。
移動するんだ。
 
  ハーディン:剣を引き抜く  
キャロ …これが私の能力なの?  
ハーディン ああ、そうだ。
オレが離れた場所の状況を
見ることができるように――
 
  おまえは他人の心を読むという
才能が開花したようだな。
 
キャロ 才能?  
ハーディン 誰でも能力を持っている。  
  だが、その能力は“負の能力”だ。
普段存在してはいけない能力なんだ。
 
ハーディン その眠れる能力を取り戻すには
“負のパワー”が必要なのさ。
 
キャロ それが“魔”?  
ハーディン ああ、そういうことだ。  
キャロ シドニーも…?  
ハーディン ああ、アイツがオレの
知っている限りでは一番優秀だ。
 
  他人の過去を読みとったり、
他人に自分の意志を
押しつけたり、と様々だ。
 
  オレの知らない能力を
持っているかもしれん。
 
  キャロ:うつむき、目をしばしつむり  
キャロ 哀しいわね…。  
ハーディン 何がだ?  
  キャロ:顔を上げ  
キャロ 他人の過去を読みとって真実を
手にしても、押しつける能力があっては
その言葉が真実か嘘なのかわからない。
 
  彼は真実を話していても、
それを信じさせられてしまう限り
真実か嘘かを私たちは見抜けないわ。
 
ハーディン ふん、馬鹿なことを。
人間は誰だって嘘をつく。
 
  負の能力があろうがなかろうが
嘘をつき、信じさせることは
誰だってできる。
 
ハーディン そうだろ?  
  ハーディンの影が現れる
キャロ:ハーディンの影の方を向く
 
ハーディンの影 それにアイツがオレに
嘘をつくものか。
 
  キャロ:ハーディンに向かい  
キャロ あなたたちはグラン・グリモアを
手に入れて何をするつもり?
 
ハーディン ………。  
  ハーディンの影は消えている  
キャロ いいわ。
行きましょう。
 
  でも、シドニーはあなたに
何かを隠しているわ。
 
  ハーディン:たじろぎ、数歩あとずさりし  
ハーディン …ロープを持ってくる。  
  キャロの近くで、アシュレイの影はこのやりとりをずっと見ていた  
 
廃坑 第2階層 − [暗闇の中での食事場]
  アシュレイ:キャロとの意識リンクが終了 2-08
アシュレイ 他人の意識に自分の意志を
刷り込む能力…。
 
  アシュレイ:かぶりを振り  
アシュレイ オレが見たあの“真実の過去”も
嘘かもしれない…。