ワイン貯蔵庫 (1)

ワイン貯蔵庫 − [樽柿を作った階段]
  聖印騎士サックハイム:扉に触れるとスパークする SE
グッドウィン どうだ? 開きそうか?  
サックハイム …ダメだ。ビクともしない。  
グッドウィン どういうことだ?
さっきまで鍵なんてかかって
いなかったはずだぞ?
 
  アシュレイ:陰に隠れている  
サックハイム 鍵…じゃない。
“グリモア”の力のようだ。
 
  アシュレイ:顔を会話の方へ向ける  
グッドウィン 誰がロックしたっていうんだ?
…内側からか?
 
サックハイム 知るか、そんなこと!  
  とにかく、ここが開かない限り
本隊と合流できないってことだ。
 
サックハイム そんなことより、
奥へ行った連中は?
 
グッドウィン …いや、まだだ。  
サックハイム なにを油を売っているんだ、
あいつらは!
 
グッドウィン そう、カッカするなよ。  
  …それよりもこっちへ来いよ。
おもしろいものが見れるぜ。
 
  聖印騎士グッドウィン:別の部屋へ向かう  
サックハイム おもしろいもの?  
  アシュレイ:二人の行方を見送り  
アシュレイ …グリモア?  
 
ワイン貯蔵庫 − [ワインギルドの間]
サックハイム これも“グリモア”の
力なのか?
SE
グッドウィン まったくびっくりするぜ。  
  聞いてはいたが、
実際に目の当たりにするとな。
 
  聖印騎士サックハイム、グッドウィン:空中を移動する岩を見つめる  
サックハイム …公爵邸で“竜”を見た者が
いたと言っていたが…。
 
グッドウィン ああ、“魔法”が実在するなら、
ドラゴンだってなんだって
いるんだろうさ。
 
  アシュレイ:二人に気付かれぬよう部屋に侵入  
サックハイム …ギルデンスターン様らは
無事なのか?
 
グッドウィン ……大丈夫…さ、きっと。  
サックハイム こんなレアモンデの入口に
“奇跡”が存在しているんだぞ?
 
  奥には何がある?
レアモンデには何がある?
 
グッドウィン …あつくなるなよ。  
  オレたちは新人だからよくわからんが、
上層部が“グリモア”の存在を知って
いたことは確かだ。
 
  そうだろ?  
サックハイム ああ。オレたちの任務はレアモンデに
潜むメレンカンプの殲滅と…
 
グッドウィン “奇跡の確保”だ。  
  …噂なんだが、ギルデンスターン様らも…、
その“魔法”を使うことができるらしい…。
 
サックハイム バカな!
我々は神に仕える身だぞ!
 
  その我々が、いや、聖印騎士団の
団長が邪教の力を使うというのか!?
 
グッドウィン だから、あくまでも噂だ!  
  …だが、シドニーらが本当に“魔法”を
使うのであれば、それを退治する者たちも
同じ力がなければ刃が立たない気がするぞ。
 
サックハイム 神のご加護がある!  
グッドウィン めでたいヤツだな。
本当に神なんぞいるとでも?
 
グッドウィン オレは神サマには
お目にかかったことはないが、
“邪教の力”は信じるぜ。
 
  …今、目の前にあるんだからな。  
サックハイム ………。  
サックハイム …そんなに簡単に使えるものなのか、
“魔法”ってヤツは?
 
グッドウィン …古代伝承学を信ずれば、
誰でも扱えるようにしたのが
“グリモア”ってことらしい。
 
サックハイム それさえあれば、
誰でも…。
 
  岩を空中に浮かせる
ことができる……。
 
  アシュレイ:二人の会話を陰で聴いている
不意にアシュレイの目の前に子供(マーゴ)の影が現れる
アシュレイ:思わず身構える
聖印騎士サックハイム、グッドウィン:物音をききつけアシュレイに襲いかかる
 
  【サックハイム、グッドウィンと戦闘】  
  【両方とも倒す=戦闘終了】  
 
ワイン貯蔵庫 − [ワイン富豪の契約所]
  再び地鳴りとともに天井から塵が舞い落ちる ---
 
ワイン貯蔵庫 − [戦慄の部屋]
  ギルデンスターン(シドニー):聖印騎士二人に向かい SE
ギルデンスターン うるさい議会の番犬がやってくる。
貴様たちは戻ってヤツを始末するのだ。
 
聖印騎士 議会の……
…番犬……?
 
ギルデンスターン VKPのエージェントだ。  
  よいか、私の命に『従う』のだ。
『貴様たちの敵はVKPのエージェント』だ。
 
ギルデンスターン 行け!  
聖印騎士二人 ハッ!  
  聖印騎士二人:小走りに去る  
  ギルデンスターン(シドニー):二人の姿を見送り、反対方向に去る
ギルデンスターンの姿がシドニーに戻る
 
 
ワイン貯蔵庫 − [高級ワインの部屋]
  【聖印騎士二人と戦闘】 SE
  【両方とも倒す=戦闘終了】  
 
ワイン貯蔵庫 − [戦慄の部屋]
  再び地鳴りとともに天井から塵が舞い落ちる
アシュレイ:周囲を見回し
---
アシュレイ …またか。  
  突然大きな揺れ  
アシュレイ 今度は大きい!!  
  地震により部屋の中の地形が変化  
アシュレイ …長居は危険だな。 SE
 
ワイン貯蔵庫 − [貴族がワインに溺れた部屋]
  アシュレイ:次の部屋への扉を前にして SE
アシュレイ なにかの仕掛けで
ロックされているようだな…。
 
  アシュレイ:上にあるレバーを見て  
アシュレイ あれか……。  
  アシュレイ:レバーの側に立つ  
  目の前にレバーがある。
下げる/そのまま
 
  下げる を選択  
  扉が開く  
  扉が閉まってしまう!  
  3秒以内に通過  
  通過に成功!  
 
ワイン貯蔵庫 − [腐った葡萄の廃棄場]
  穏やかな陽気、一面の草原、小高い丘に立つ大木
アシュレイ:周囲を見回し戸惑う
1-07
  大木の影から子供(マーゴ)が姿を現す
子供(マーゴ):アシュレイを見て
 
  “…パパ” SE

 
  アシュレイ:周囲が闇の中立ち尽くす
アシュレイ:ふと顔を上げると次の部屋への扉の前に子供(マーゴ)の姿が
子供(マーゴ):ゆっくり反対側へ向き姿を消す
現実に戻る