3章 リオファネス城 (1)

(ワールドマップよりリオファネス城城門前 選択)
event リオファネス城(室内)  →記録:バリンテン大公の野望
  お付きの騎士を従えたバリンテン大公のもとに、ウィーグラフを従えたヴォルマルフがやってくる 74/2-04
  バリンテン大公
「ようこそ参られた。
 我が城はいかがですかな?
「ルザリア城と比べると
 いささか無骨な造りとなっていますが
 私は気に入っている…。
「統治のために建設された平城とは違い
 戦争のために造られたこの城の方が
 よほど美しい…。
「イヴァリースは常に
 “力”を持つ者によって
 統治されてきました。
「このたびの戦乱はひとえに
 王家がその“力”を失ったことの
 証でしょう。
 
  神殿騎士ヴォルマルフ
「…用件を伺いましょう。
 
 
  バリンテン大公
「…せっかちですな。
 
 
  バリンテン大公:椅子から立ち上がり、ヴォルマルフと反対方向に数歩進み、視線だけヴォルマルフの方に向け  
  バリンテン大公
「単刀直入に申しましょう…、
 手を結びませんか?
 
  神殿騎士ヴォルマルフ
「…どういう意味ですかな?
 
 
  バリンテン大公
「今、申したとおり、イヴァリースを
 支配する者は“力”を持つ者です。
「では、今、“力”を持つ者とは
 誰なのか?
 北天騎士団を持つラーグ公?
「それとも南天騎士団を持つ
 ゴルターナ公ですか?
 
 
  バリンテン大公:ヴォルマルフに向かい  
  「いや、それは、
 ゾディアックストーンを持つ
 あなたたち神殿騎士団です…。
 
  神殿騎士ヴォルマルフ
「!!
 
 
   
  バリンテン大公
「聖石は、それ一つで大いなる魔力を
 備えていると聞きます。
「いにしえの伝説によると、
 かつてミュロンドを襲った天変地異も
 聖石によるものとか…。
 
  神殿騎士ヴォルマルフ
「ハハハハハ…。
 …いや、失礼。
「それにしても、大公殿下ともあろう
 お方がそのようなおとぎ話を
 信じているとは思いませんでしたな。
 
  バリンテン大公
「おや…、では、あなたたちは
 信じていない…?
「それは変ですね…。
 ライオネルの枢機卿が亡くなったのも
 聖石をめぐるトラブルと聞きますが?
 
  神殿騎士ヴォルマルフ
「…さて、枢機卿は病死なさったと
 聞いておりますが…。
 
  バリンテン大公
「では、あのベオルブ家の末弟を
 追っているのは何故ですか?
「わざわざ“異端者”にまで
 仕立てあげて追いかけ回す理由は
 何ですか?
 
  神殿騎士ヴォルマルフ
「異端審問会の者どもの決めた事などに
 神殿騎士団は関知しておりませぬ。
 
  バリンテン大公:両腕を組み  
  バリンテン大公
「おやおや…、あくまでも
 知らないと申されるのですね…。
「しかし、これならどうですかな…?
 
 
「マラークを呼べッ!!
 
 
 
  マラーク:イズルードを連行し登場  
  神殿騎士イズルード
「ち、父上、申し訳ございません。
 
 
  神殿騎士ヴォルマルフ
「…く、そういうことか。
 
 
  バリンテン大公
「『スコーピオ』と『タウロス』は
 我々が預かっています。
 
  神殿騎士ヴォルマルフ
「この愚か者めッ!!
 
 
  ヴォルマルフ:イズルードを平手打ちする  
  リオファネス軍騎士:登場  
  リオファネス軍騎士
「失礼いたします!
 例の者の侵入を確認致しました!
 
  バリンテン大公
「マラーク、おまえに任せよう。
 
 
  マラーク、リオファネス軍騎士:退場  
  神殿騎士ヴォルマルフ
「望みはなんだ?
 
 
  バリンテン大公:椅子に座り直す  
  バリンテン大公
「はじめに申したとおりです。
 我々も力をお貸ししたいのですよ。
 
  神殿騎士ヴォルマルフ
「…断ると言ったら?
 
 
  バリンテン大公
「教会の不正を世間に暴くだけのこと。
 
 
  神殿騎士ヴォルマルフ
「聖石だけでは何の証拠にもならぬ。
 
 
  バリンテン大公
「たしかにそのとおりですね。
 
「だが、『ゲルモニーク聖典』なら
 どうでしょう?
 
「あれならば、ラーグ公も、
 ゴルターナ公も、元老院の方々も
 興味を示すでしょうね…。
 
  神殿騎士ヴォルマルフ
「…どこにある?
 
 
  バリンテン大公
「さて…。それを教えるわけには
 参りません。
 
  神殿騎士ヴォルマルフ
「ウィーグラフ、今の魔道士を追え。
 ここは私が始末する…。
 
  ウィーグラフ:退場
バリンテン大公:椅子から立ち上がり
 
  バリンテン大公
「おかしなマネはおやめなさい!
 あなたたちに勝ち目はありませんよ!
 
  だんだん室内が暗くなっていく  
  神殿騎士ヴォルマルフ
「勝ち目だと…?
 
「おまえたち脆弱な人間どもに
 何ができるというのだ…!
 
 
  神殿騎士イズルード
「父上…?
 
 
  雷鳴が轟く  
  神殿騎士ヴォルマルフ
「我々をなめるなよ、バリンテン…。
 貴様を殺すことなど容易いのだぞ…。
 
  バリンテン大公
「刃向かう気かッ!?
 
 
  リオファネス軍騎士たち:室外から数人新に登場、全員剣のつかに手をかける  
  神殿騎士ヴォルマルフ
「戦おうというのか…? いいだろう。
 貴様に聖石の力を見せてやる!
 
  ヴォルマルフの持つ聖石(レオ)が強く光輝く
バリンテン大公:部屋から逃げだす
男の悲鳴
 
 
(セーブをはさんで引き続き)
battle リオファネス城(リオファネス城城門前)
  マラーク、リオファネス軍:城門に展開 11/2-03
  天道士ラファ
「兄さん、お願い、もうやめよう!
 一緒に行こう! ね?
 
  天冥士マラーク
「裏切り者がどうなるか、
 おまえも知っているはずだ!
「仲間だった者たちに追われ、
 追いつめられ、最後には殺される!
 
「たとえ、この場を逃れたとしても
 一生、怯えながら
 暮らさなきゃいけないんだ。
「オレはそんな生活なんか
 まっぴらご免だッ!
 
「だが、この仕事を無事にクリアすれば
 オレたち兄妹を解放してくれると
 大公殿下は約束してくれたんだ!
 
  天道士ラファ
「兄さんはあいつの言葉を
 信用するっていうの!?
「ウソよ!
 ウソに決まっているわ!
 ここで逃げなきゃ一生奴隷のままよ!
 
  天冥士マラーク
「オレは大公殿下の言葉を信じるッ!
 
「そいつを殺し、
 『ゲルモニーク聖典』さえ奪えば、
 オレたちは自由になれるんだ!!
 
【勝利条件:すべての敵を倒せ!】  
ラムザAT
マラーク、ラファ存在
 
  剣士ラムザ
「アルマはどこだ!
 
 
  天冥士マラーク
「妹のことが心配か?
 そうだろうな。
「おまえがおとなしく
 『ゲルモニーク聖典』さえ
 渡すなら命だけは助けてやるぞ!
 
  天道士ラファ
「ラムザ、信じてはだめ!
 
「マラーク兄さんがそう言っても
 用済みになれば
 あいつはあなたたち兄妹を殺すわ!
「『ゲルモニーク聖典』を
 手渡したら最後よ!
 
「その本を持っている限り、
 妹さんは安全だわ!
 
 
ラファHP=約40%以下  
  天道士ラファ
「たしかに、兄さんの言うとおりだわ。
 逃げても意味ないわ。
「この手できちんと過去と
 決別しなければ……!
 
 
  ラファ:逃走  
  天冥士マラーク
「待てッ! ラファ!
 何をする気だッ!?
 
  マラーク:逃走  
マラークHP=約40%以下  
  天冥士マラーク
「く…、強い……。
 やはりオレの力では勝てんのか…!
 
  マラーク:逃走  
  天道士ラファ
「兄さんッ! 逃げる気!?
 
 
  ラファ:逃走  
すべての敵を倒す  
  リオファネス軍騎士:扉より登場、倒れる  
  リオファネス軍騎士
「た…、助けて……。
 ば、ばけものが………。
 
  雷鳴が轟く  
  剣士ラムザ
「ラファ…、アルマ……。
 無事でいてくれ……。
 
【戦闘終了】 43/1-13
 
(引き続き)
event リオファネス城(牢屋)  →記録:脱出するアルマ
  アルマ:壁を背に膝を抱えてうつむいている 無音
  アルマ
「兄さん……。
 
 
  複数の悲鳴
アルマ:顔を上げ
 
  アルマ
「え!?
 
65/2-24
  複数の悲鳴と剣戟の音
アルマ:立ち上がり、扉の方を見る
音が止む
アルマ:恐る恐る扉へ近寄る
 
  リオファネス軍騎士:扉より登場、倒れる  
  アルマ
「……ひどい怪我!
 
 
  リオファネス軍騎士
「う……う………た…助けて………
 あんな……バケモノが………
 
  アルマ
「しっかり…、しっかりして!!
 
 
  リオファネス軍騎士
「に……げろ………
 ここ…は…危険………だ………
 
  騎士:絶命
アルマ:騎士の冥福を祈る
扉の外から再び剣戟の音と悲鳴が響く
アルマ:意を決し開いた扉から外へ出る