(ワールドマップから) | ||
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ラムザ:船室から甲板へあがり | 40/1-16 | |
剣士ラムザ 「…ウォージリスにライオネル軍は いないみたいだな。 |
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ラムザ:船を下り、桟橋を渡ろうとする | ||
剣士ラムザ 「ディリータ! どうしてここに!? |
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ディリータ:登場、ラムザの前に立つ | ||
騎士ディリータ 「オレたちの情報網を 甘くみないでもらいたいな。 |
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剣士ラムザ 「オレたち? |
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騎士ディリータ 「…悪いことはいわない。 イグーロスへ戻るんだ。 「これ以上、首を突っ込まない方が 身のためだぞ。王女のことにも、 聖石のことにも…。 |
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剣士ラムザ 「ディリータ、 いったいきみは何を知っているんだ? |
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ディリータ:横を向き | ||
騎士ディリータ 「おまえは王女を救えると 考えているようだが、 「それは目先の問題を 解決するにすぎない。 「真の意味で彼女を 救うことができるのは このオレだけだ。 |
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剣士ラムザ 「何を言っているんだ? 僕にはさっぱりわからない。 |
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ディリータ:ラムザに背を向け | ||
騎士ディリータ 「時として、最良の方法が 最善の結果を生むとは限らない。 「たとえ、おまえが どんなに頑張ったとしても おまえには救うことができない。 「それを覚えておくんだ。 |
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ディリータ:立ち去ろうとする | ||
剣士ラムザ 「待ってくれ、ディリータ。 |
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ディリータ:足を止め、振り返る | ||
剣士ラムザ 「きみは何をしようとしているんだ。 いったい何を…? |
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騎士ディリータ 「ラーグ公もゴルターナ公も おまえの兄キたちも、皆… 「ひとつの大きな流れの中にいることに 気付いていない…。 そう、気付いていないんだ。 「オレはその流れに逆らおうと しているだけ。 それだけさ……。 |
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ディリータ:再度ラムザに背を向け、しばし目を閉じた後 | ||
騎士ディリータ 「生きていたら、また会おう。 |
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ディリータ:退場 | ||
剣士ラムザ 「ディリータ……。 |
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(ウォージリスから移動しようとすると発生) | ||
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ドラクロワ枢機卿はテーブルの上座に着席、ガフガリオンは下座に、ルードヴィッヒは双方の間にそれぞれ立っている | 59/2-12 | |
剣士ガフガリオン 「その盗まれた宝石を取り戻すために お姫さまを囮に使おうって魂胆か。 「聖職者の考えることじゃねぇな。 |
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ルードヴィッヒ 「なんだと! この野郎! 「そっちがあの小僧どもを 取り逃がしたりするから こんなことになったんだろうが! |
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剣士ガフガリオン 「こちらの手違いには違いねぇが、 オレの責任じゃねぇンだよ! |
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ドラクロワ枢機卿 「やめなさい、ルードヴィッヒ。 「ダイスダーグ卿には約束どおり、 オヴェリア王女を引き渡しますよ。 こちら側の意志でもありますしね。 「ただ、王女誘拐の真相を知る者たちを 始末しなければならないと困るのは そちらではないのですかな? 「宝石を盗んだ者も 彼らと行動を共にしています。 「王女を囮に使うだけで、あの者たちを 一網打尽にできるのです。 一石二鳥ではありませんかな…? |
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剣士ガフガリオン 「たしかにそのとおりだ。 だが、万が一ってことがある! |
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ドラクロワ枢機卿 「ずいぶんと弱気ですな。 |
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剣士ガフガリオン 「“用心深い”って 言ってもらいてぇな。 「戦場で生き延びるには 慎重すぎるぐらいが丁度いいンだよ。 |
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ドラクロワ枢機卿 「わかりました。 回避策をとりましょう。 「更に、確実に罠に ハマってもらうために エサもまきましょう。 |
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剣士ガフガリオン 「いいだろう。 エサにはあの女が丁度いいな。 「それから、やつらの始末は オレに任せておきな。 そこにいるヤツよりは安心だぜ! |
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ルードヴィッヒ 「なんだとッ! |
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ドラクロワ枢機卿 「よいでしょう。 貴方にお任せしましょう。 |
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ルードヴィッヒ 「猊下、本気ですかッ! |
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ドラクロワ枢機卿 「では、頼みましたよ、 ガフガリオン殿。 |
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剣士ガフガリオン 「任せておけ。 宝石も取り返してやるさ! |
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ガフガリオン:退場 | ||
ルードヴィッヒ 「猊下、なにもあのようなヤツに…! |
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ドラクロワ枢機卿:ゆっくり椅子から立ち上がり、ルードヴィッヒの正面に立つ | ||
ドラクロワ枢機卿 「おまえは何度もしくじった。 その責任をとってもらいましょう…。 |
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ルードヴィッヒ 「げ、猊下、な、何を……! |
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ドラクロワ枢機卿:ルードヴィッヒににじり寄る 物音とともに部屋が赤く染まる ルードヴィッヒの断末魔の叫びが響く |