大聖堂 − [屋上] | ||
ギルデンスターンとサマンサ:抱き合っている | SE | |
ギルデンスターン:上半身が裸 その背中にはシドニーの背から剥がした逆聖印の入れ墨が生皮ごと張り付けられている |
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サマンサ | …な、……何故なの? | |
サマンサの腹部にはギルデンスターンが刺した短剣が | ||
ギルデンスターン | すまない、サマンサ。 きみの“魂”が必要なのだ。 |
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ギルデンスターン | 我々の理想のためと 思ってくれ。 |
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サマンサ:数歩後方へ下がり、よろめきながら | ||
サマンサ | “あなたの理想”ね……。 | |
サマンサ | 私が入り込む余地など… ない……夢のため…。 |
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ギルデンスターン | 愛しているよ、サマンサ。 本当だ。 |
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サマンサ | …私も……そう思っていたわ。 | |
サマンサ:バランスを崩し落下 | ||
ギルデンスターン:変態 | ||
アシュレイ:登場 | ||
アシュレイ | ギルデンスターン!! | |
ギルデンスターン | 来たか、危険請負人よ。 貴様を倒して我が転生の宴としよう。 |
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ギルデンスターン:剣(ホーリーウィン)を召喚 | ||
ギルデンスターン | さあ、パーティーはこれからだ! | 2-23 |
【ギルデンスターン(第一形態)と戦闘】 | ||
【倒す=戦闘終了】 | ||
真っ白な空間にアシュレイが独り立っている | 2-241 | |
離れた場所に平服姿のアシュレイの影が現れる | ||
自分に都合の悪い記憶なんて 忘れるものだ。 |
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真実を知ってどうする。 失われた時間を取り戻す ことなんてできやしない。 |
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あきらめろ。 後悔するだけだ。 |
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どちらでもいいではないか。 | ||
失ったのが妻子であったとしても 殺したのが罪のない善良な一家だったとしても 失われた命は帰ってこないのだ。 |
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アシュレイの影は消え、ギルデンスターンの姿が現れる | ||
アシュレイ | !! | |
貴様の手は多くの返り血で汚れている。 真実を知っても貴様の罪は消えない。 |
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アシュレイの足元に、今度はティアの横たわった姿が現れる その身体からは血が溢れ出ている |
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過去を悔いるより、 未来を見つめろ。 我々の仲間になるのだ。 |
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アシュレイ:ティアの姿を見つめる | ||
…帰ってきて。 | ||
アシュレイ:声のした方へ振り返る | ||
別の場所に再び平服姿のアシュレイの影が現れる | ||
アシュレイ:しばしうつむく | ||
アシュレイ:己の影の前へ歩みながら | ||
アシュレイ | 過去を見つめぬ者に“成長”はない。 | |
アシュレイ | 美辞麗句で未来を語っても 地に足がついていなければ“進歩”はない。 |
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アシュレイ:己の影の前できっぱりと | ||
“魔”よ、去れッ!! | ||
突然目の前が開け、かのピクニック風景の場所に立つアシュレイ | ||
ティアとマーゴが木陰に座っている アシュレイ:平服姿で近づく マーゴ:アシュレイに気付く |
2-242 | |
マーゴ | パパーッ! | |
マーゴ:アシュレイのもとへ駆け寄る | ||
アシュレイ:マーゴを抱きとめ | ||
アシュレイ | マーゴ、すまなかったな。 寂しい想いをさせて。 |
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マーゴ | ううん、ボクは大丈夫だよ。 パパの子供だモン。 |
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ティア:ゆっくり二人の方へ歩み寄る | ||
アシュレイ | …ティア。 | |
ティア | お帰りなさい、アシュレイ。 | |
アシュレイ:再びマーゴの顔を見る マーゴ:笑顔を向ける |
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ティア | あなたは私たちに 十分尽くしてくれた。 |
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短かったかもしれないけど、 私は幸せだった。 |
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一生分の愛をあなたに もらったわ。 |
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マーゴ | 泣かないで、パパ。 ボクも泣かないから。 |
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アシュレイ | これも…、これも……。 | |
ティア:人差し指をそっとアシュレイの口元にあて | ||
ティア | 他人の言葉に惑わされないで。 自分に自信を持って。 |
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ティアとアシュレイ:接吻 | ||
ティア | 愛してるわ、アシュレイ。 | |
ティアとマーゴ:光の粒に包まれる | ||
ティア:ほほえむ | ||
マーゴ:ほほえむ | ||
アシュレイ:光の粒の中へ消えたティアとマーゴを見送る | ||
…帰ってきて、 エージェント・ライオット。 |
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あなたの物語はまだ 終わっていないわ。 |
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アシュレイ:リスクブレイカー姿に戻っている | ||
アシュレイ:大聖堂上空の魔法陣の中心にいる | 2-25 | |
【ギルデンスターン(第二形態)登場、戦闘】 | ||
【倒す=戦闘終了】 | ||
(以下エンディング) | ||
ワイン貯蔵庫 − [樽柿を作った階段] | ||
キャロ:今きた道を振り返り | 2-26 | |
キャロ | ライオット! | |
地震 天井から塵が舞い落ちる |
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ハーディン:ジョシュアを肩に抱えている | ||
ハーディン | 急げ! 崩れるぞ! | |
キャロ | でも、エージェント・ライオットが…。 | |
ハーディン | そんなことを言ってる場合か! | |
キャロ:気にしながらもハーディンの言うとおりその後に続く | ||
地下街 西部 − [崩壊した商店街] | ||
地震とともにレアモンデ全体が崩れ、モンスターも下敷きあるいは落下 | ↓ 2-26 |
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地下教会 − [司祭が覚醒した歩廊] | ||
ティーガー | 行けッ! さっさと行くんだッ! |
↓ 2-26 |
ニーチ | そんなことできるわけないだろ!! | |
柱の陰からゾンビと化したグリッソムが姿を現す | ||
ティーガー | この事実を伝える役目がある! | |
ティーガー | 行け! ニーチ!! | |
ニーチ | 生きて戻れよ、 ティーガー!! |
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ニーチ:出口に向かって走る | ||
ティーガー:武器を構え | ||
ティーガー | さぁ、ゆっくりとやろうぜ、相棒! | |
ティーガー | オレたちの墓場には お似合いだ……! |
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大聖堂 − [聖なる教会を毒した部屋] | ||
アシュレイ:背負っていたシドニーを落とす | ↓ 2-26 |
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地震とともに周囲が崩れはじめる | ||
アシュレイの背中には聖印(鍵)が刻まれている | ||
ワイン貯蔵庫 − [英雄がワインを選んだ部屋] | ||
モンスターたち:塵となって消える | ↓2-26 | |
大聖堂上空 − [魔法陣] | ||
ギルデンスターンの亡骸をのみ込み爆発 | ↓2-26 | |
レアモンデ入口 | ||
キャロ:崩壊するレアモンデを臨み | 2-27 | |
キャロ | ライオット……、無事でいて……。 | |
ジョシュア:キャロの手を引っ張り、ハーディンのもとへ連れて行く | ||
ハーディン:こときれる寸前 | ||
ジョシュア:ハーディンの膝にとりすがり泣きじゃくる ハーディン:キャロに向かい口の端を上げる |
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キャロ:冷静にハーディンを見つめる | ||
ジョシュア | ダメ! ハーディン、ここにいて。 いっちゃダメ!! |
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ハーディン:ジョシュアの頭の上に手をのせ | ||
ハーディン | やっと……喋ったな……。 | |
怖い…思いをさせて… …すまなかった……。 |
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ハーディン:光の粒に包まれ、消える | 2-281 | |
ジョシュア:キャロにとりすがって泣く | ||
レアモンデに陽が昇る | ||
バルドルバ公爵別邸 | ||
貿易都市グレイランド バルドルバ公爵別宅 一週間後 ―― DUKE BARDORBA'S SECONDARY RESIDENCE, GRAYLANDS 1 WEEK LATER ―― |
↓ 2-281 |
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公爵:寝台に上半身を起こした姿勢 | ||
召使いに案内されてアシュレイが公爵の寝室に入る | ||
公爵:側へ来るよう促す | ||
公爵 | …よく来たな、シドニー。 | |
公爵の前に立つのはアシュレイではなくシドニー | ||
公爵 | すべては片づいたか…。 つらい思いをさせたな。 |
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公爵 | わしらの役目も終わりだ。 あとはアシュレイという男に 託すとしよう。 |
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…おまえが見込んだ男だ。 | ||
シドニー:何ごとか喋る | ||
公爵 | …わかっている。 あとはおまえだけだな。 |
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シドニー:ほほえむ | ||
シドニー:公爵の前に短剣を置く | ||
公爵 | …おまえには親らしいことを してやれなんだ。 |
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すまない…、我が息子よ。 | ||
シドニー:笑う | 2-282 | |
シドニーと公爵:抱き合う 公爵:短剣でシドニーを刺す |
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シドニー:光の粒に包まれ消える | ||
公爵:息をひきとる | ||
暗転 | ||
閣下!! 閣下、しっかりしてください! | ||
誰か、誰かいないか!! 閣下が、閣下が!! | ||
バルドルバ公爵別邸 外 | ||
アシュレイ:雨天の中、邸内をうかがっている | ↓ 2-282 |
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兵士 | こんな時間に 何をやっている! |
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怪しい奴だな、 身分証明を見せるんだ! |
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アシュレイ:振り向く | ||
キャロ (アシュレイ) |
VKPの情報分析官、 キャロ・メルローズです。 |
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キャロ(アシュレイ):身分証明書を見せる | ||
兵士 | ハッ! こ、これは 失礼いたしました!! |
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キャロ (アシュレイ) |
気にしないで。 それが貴方の任務だもの。 |
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兵士 | あ、ありがとうございますッ! | |
兵士:立ち去る | ||
キャロ(アシュレイ):邸と反対方向へ歩き出す キャロの姿がアシュレイに戻る |
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アシュレイ:一旦振り返り、再び歩き出す | ||
―― And so began the story of the wanderer, the vagrant. ――こうして“放浪者の物語”は始まった |
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スタッフロール | ||
2-29 |