タイトルバック | ||
1-01 | ||
デモ1 | ||
王都バルナイン バレンディア治安維持局本部 VKP HEADQUARTERS VALNAIN 0:24 A.M. |
1-021 | |
リサイト長官・ヘイトリッド分析官・幹部の三人が席に着いている | ||
リサイト長官 | …バルドルバ公爵邸が占拠されたのは 今から約6時間前。 |
|
首謀者は宗教集団メレンカンプの 主宰者であり教祖でもある シドニー・ロスタロットとその一味。 |
||
リサイト長官 | やつらは公爵一家とその使用人たちを 人質に現在も占拠を続けている。 |
|
アシュレイ | …占拠の目的は? | |
リサイト長官 | やつらの要求は二つ。 | |
我々が捕捉してきたやつらの仲間の 釈放と、法王バドゥイズムの辞任だ。 |
||
アシュレイ:壁際にもたれかかり腕組みをしている | ||
アシュレイ | 制限付きだが信仰の自由は 保証されているはず…。 |
|
アシュレイ | メレンカンプの連中を 捕捉する理由は? |
|
リサイト長官:ヘイトリッド分析官の方へ顔を向け発言を促す | ||
ヘイトリッド分析官 | …メレンカンプは 宗教を隠れ蓑にした 犯罪者の集まりです。 |
|
アシュレイ:動かずに聴いている | ||
ヘイトリッド分析官 | 昨年暮れにこの王都で起きた 国王暗殺未遂事件の実行犯は メレンカンプであると 我々は考えています。 |
|
アシュレイ | VKPはやつらの仲間を 釈放する気はない? |
|
リサイト長官 | 無論だ。 やつらの尻尾を捕まえるのに 何人のエージェントが――― |
|
VKP幹部:机を強く叩いて | ||
VKP幹部 | 信仰の自由なんぞ認めるからだ。 | |
VKP幹部 | 神は一人しかおいでにならん。 | |
VKP幹部 | あのような邪教を信じる者たちを 野放しにするからこのような事件が 起きるのだ。 |
|
VKP幹部:再び机を強く叩いて | ||
VKP幹部 | まったく、無能な議会め…。 | |
リサイト長官、ヘイトリッド分析官:互いの顔を見合わせ、やれやれといった体で | ||
リサイト長官 | ……今の発言は 記録から消してくれ。 |
|
書記官 | ハッ。 | |
アシュレイ | …どちらにせよ、この事件は 対カルト班の担当だ。 |
|
我々が動く理由は? | ||
リサイト長官 | ………。 | |
リサイト長官:背後の闇に視線をはしらせる | ||
背後からの声 | …分析班の調査によるとメレンカンプの資金源は 拉致されたバルドルバ公爵自身の疑いがある。 |
|
アシュレイ:顔を上げる | ||
別の背後からの声 | 公爵はこのバレンディアの内戦を終わらせた 英雄の一人だが、同時に闇の世界を司る フィクサーでもある。 |
|
健康を理由に引退したが、議会に対する 公爵の影響力は今なお計り知れない。 |
||
雷光によってリサイト長官の背後に数人の影が浮かび上がる | ||
更に別の 背後からの声 |
…今までは大目に見てきたがね、 そろそろ終わりにしたいのだよ。 |
|
雷光が消えると長官の背後は再び暗闇に | ||
リサイト長官 | …さらに、今回の占拠事件に対し、我々に 無断で法王庁が騎士団を介入させてきた。 その理由を知りたい。 |
|
リサイト長官 | ヘイトリッド分析官、説明を。 | |
ヘイトリッド分析官 | このままグレイランドへ 向かってください。 |
|
馬車の中に公爵邸の 見取り図が入っています。 |
||
ヘイトリッド分析官 | また、情報分析官の一人が すでに現場に向かっています。 |
|
詳細は彼女に聞いてください。 | ||
アシュレイ:腕組みを解いて | ||
アシュレイ | 彼女? | |
ヘイトリッド分析官 | エージェント・メルローズです。 | |
貿易都市グレイランド バルドルバ公爵邸 DUKE BARDORBA'S MANOR GRAYLANDS 1:58 A.M. |
||
キャロ:公爵邸を少し離れた林の中から見つめている | 1-022 | |
キャロ:草を踏みわける音に振り返って | ||
キャロ | 貴方がエージェント・ライオット? | |
私がパートナーのキャロ・メルローズ。 | ||
キャロ | キャロでいいわ。 よろしく。 |
|
キャロ:握手しようと手を差し出す アシュレイ:彼女を無視して歩を進め公爵邸を臨み |
||
アシュレイ | 何人だ? | |
キャロ | 我々が確認したのは12人。 | |
もちろん、シドニーの姿を確認した わけじゃないから、邸内にはもっと 多くのテロリストたちがいるはずよ。 |
||
アシュレイ | 人質は? | |
キャロ | 公爵一家と使用人を 合わせて34人。 |
|
幸い公爵自身は出かけていて 無事との事。 |
||
アシュレイ:振り返ってキャロに向かい | ||
アシュレイ | 公爵は囚われの身ではない? | |
キャロ | ええ。 | |
アシュレイ:再び公爵邸の方に向き直って | ||
アシュレイ | 騎士団の方針は? | |
キャロ | 今は、静観するしかないわね。 | |
キャロ | 人質をとられている以上、 直接行動はまだ危険すぎるわ。 |
|
キャロ | シドニーと交渉を続けると同時に、 少しでも内部の情報を収集して 打開策を検討するしか…… |
|
公爵邸より火の手があがり、剣を交える音が響く | ||
キャロ | どういうことッ!? | |
アシュレイ | どうやら、突入を 開始したようだ…。 |
|
あの甲冑はVKPではないな…。 法王庁の騎士団か……。 |
||
キャロ | そんな命令を出していないわ! 我々の管轄よ! 命令を無視するなんてッ!! |
|
アシュレイ | …待っていられない 何かがあるんだろう。 |
|
アシュレイ:そのまま前進する | ||
キャロ | 待って、どこへ行くつもり? | |
アシュレイ | この混乱に乗じて侵入する。 | |
キャロ | それはあまりに危険よ! | |
応援が来るまで 待っているべきだわ! |
||
アシュレイ:キャロを一瞥し | ||
アシュレイ | 応援? | |
アシュレイ:再び公爵邸へ歩を進めながら | ||
オレがその応援だ…。 | ||
デモ2 | ||
AN ADDITIONAL TOP SECRET REPORT
FROM THE VALENDIA KNIGHTS OF THE PEACE, REGARDING AN UNSOLVED FELONY THAT MAY AFFECT STATE SECURITY. バレンディア治安維持騎士団より、 国家安全に関する未解決重犯罪の追加極秘報告あり |
1-031 | |
IT READS: ASHLEY RIOT,
AN AGENT OF THE SECRET GROUP RISKBREAKER, HAS KILLED A SENIOR STATESMAN OF THE CURIA DUKE BARDORBA, AND IS STILL AT LARGE. 特務班リスクブレイカーに所属する エージェント・アシュレイ・ライオットが 元老院の重臣バルドルバ公爵を殺害し逃亡との事 |
1-032 | |
...SHOW THEM WHO THEY'RE DEALING WITH! |
||
TORCH THE CHAMBERS AND KILL THE HOSTAGES!! |
||
LET'S FINISH THIS 'FORE THE BLADES GET HERE! |
||
WHO GOES THERE? | ||
THE INCIDENT BEGAN WITH THE OCCUPATION
OF THE DUKE'S MANOR A WEEK AGO. 事の発端は1週間前に起きた公爵邸占拠事件である |
||
HAVE YOU FOUND SYDNEY? | ||
NOT YET, SIR. | ||
PUT OUT THE FIRES OR WE'LL LOSE THE MANOR, AND ALL WILL BE FOR NAUGHT! |
||
SPLIT THE KNIGHTS INTO TWO GROUPS, ONE TO DOUSE THE BLAZE, THE OTHER TO EXTERMINATE THE TRAITORS! |
||
RIGHT AWAY, SIR. | ||
...WHERE ARE YOU, SYDNEY? | ||
SYDNEY, LEADER OF THE OCCUPYING CULT GROUP
"MULLENKAMP" TOOK A HOSTAGE, DEMANDING THE RESIGNATION OF THE POPE AND THE RELEASE OF PRISONERS. 占拠したカルト教団“メレンカンプ”のリーダー、 シドニーは人質を盾に法王の退陣と仲間の釈放を要求した |
1-033 | |
CURSE THE DUKE! WHERE'S HE HIDDEN IT!? |
||
YOU SURE THE DUKE REALLY HAS IT? |
||
DOES THE DAMN THING EVEN EXIST? |
||
YOU DOUBT ME, HARDIN? | ||
YOU DOUBT MY POWER!? | ||
WHAT WAS THE FELON SYDNEY'S TRUE OBJECTIVE?
...AND WHERE ON EARTH ARE THOSE WHO ESCAPED? 重犯罪者シドニーの占拠の真の目的は何か? また、公爵邸から逃亡したやつらはどこへ消えたのか? |
||
F-FORGIVE ME! I DID NOT INTEND... |
||
B-BUT SYDNEY...! | ||
ANY LONGER AND THERE WILL BE NO ESCAPE FOR US! |
||
STOP YOUR WHIMPERING! | ||
YOU'D COME THIS FAR ONLY TO LEAVE EMPTY-HANDED? |
||
NOW, SEARCH! | ||
ONLY AGENT RIOT, ONCE OUR DEAR COMRADE,
CAN ANSWER THESE QUESTIONS. SPARE NO EFFORT FINDING HIM ! その答えを知っているのは我々の親愛なる同志であった エージェント・ライオットだけだ 是非とも彼を捜して欲しい |
||
DON'T MOVE, SYDNEY! | ||
I'VE GOT A BOWGUN AIMED AT YOUR HEART ! |
||
...YOU'RE NO KNIGHT, ARE YOU? | ||
NOW TURN 'ROUND SLOWLY! | ||
THE DUKE WILL PAY FOR THIS! |
1-035 | |
SYDNEY!! | ||
HOLD IT!! | ||
WHAT'S GOING ON? YOU WERE MOST CERTAINLY DEAD! |
||
SO...STILL THINK THE DEAD... ONLY RISE IN FAERIE...TALES? |
||
ALSO, THERE IS A PECULIAR RUMOR THAT MANY THERE
SAW A...DRAGON, AS THE DUKE'S RESIDENCE BURNED. なお、奇妙な目撃情報として、公爵邸が炎上する中、 伝説の竜(ドラゴン)を見たという者が多数いたらしい |
1-037 | |
MY...APOLOGIES... I'VE NO TIME ... TO TOY... WITH YOU... NOW... |
||
GOOD LUCK AND GODSPEED
健闘を祈る |