(ワールドマップから) | ||
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処刑台にて 処刑執行人:オヴェリアに対し |
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処刑執行人 「何か言い残すことはあるか…? |
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オヴェリア:無言 | ||
処刑執行人 「そうか、何もないか。 |
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ラムザたちの足音 | ||
ライオネル軍騎士 「ん…? 「て、敵襲ッ!! |
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剣士ラムザ 「そこまでだ! オヴェリア様を返してもらおうか! |
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処刑執行人 「くくく…。かかったな! |
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剣士ラムザ 「!? |
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処刑執行人とオヴェリア:変装を解き、ガフガリオンと女性ユニットの姿に戻る 敵:登場 |
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剣士ガフガリオン 「あいかわらず、素直すぎるぜ、小僧。 |
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剣士ラムザ 「オヴェリア様はどこだッ! |
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剣士ガフガリオン 「ライオネル城さ。 それより宝石はどこだ? |
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剣士ラムザ 「宝石? |
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剣士ガフガリオン 「しらばっくれるンじゃねぇよ。 枢機卿から盗んだ宝石だ。 「宝石を盗んだヤローと一緒なンだろ? いいから、さっさとこっちに渡しな! |
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剣士ラムザ 「欲しければ力ずくで奪うんだな! |
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剣士ガフガリオン 「少しは成長したようだな。 …ならばそうさせてもらおうかッ! |
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【勝利条件:すべての敵を倒せ!】 | 11/2-03 | |
▼ ガフガリオンAT …………条件(1) |
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剣士ガフガリオン 「今からでも遅くはない! オレと一緒にイグーロスへ戻ろう! 「おまえの兄キ・ダイスダーグは すべてを許すと言っていたぞ! さあ、いい加減に目を覚ませ!! |
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剣士ラムザ 「断るッ! 僕はこれ以上、 悪事に荷担するつもりはないッ! |
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剣士ガフガリオン 「“悪事”というのか!? おまえは“悪事”というのかッ!! 「おまえはベオルブ家の人間だ! ベオルブ家の人間には 果たさねばならン責任がある! 「その責務を、おまえは “悪事”というのかッ!! この愚か者めッ!! |
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剣士ラムザ 「兄さんたちは自分の都合で 戦争を起こそうとしている! 「それを“悪事”と言わずして なんというッ!! |
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剣士ガフガリオン 「何かを成すためには “犠牲”が必要だッ! 「“犠牲”を支払わない限り、 人は前へ進まない! 歴史を作ることはできないッ! 「この腐敗しきった イヴァリースを見ろッ!! 誰かが変えなきゃいかンのだ! 「おまえの兄キはそれを成そうと している! たとえ、それが “悪事”と呼ばれることでもな! |
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▼ 条件(1)をクリア ▼ アグリアスAT ▼ ガフガリオン存在 |
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騎士アグリアス 「ラムザ、おまえは ベオルブ家の人間なのか? |
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剣士ガフガリオン 「知らなかったのか、アグリアス。 「そうだ、その小僧の名は ラムザ・ベオルブ。 あのベオルブ家の一員さ。 |
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剣士ラムザ 「たしかに僕はベオルブ家の人間だ! でも兄さんたちとは違う! 「僕はオヴェリア様の誘拐なんて 全然知らなかった! 本当だ! |
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騎士アグリアス 「今さら疑うものか! 私はおまえを信じる!! |
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▼ 条件(1)をクリア ▼ ラムザAT ▼ ガフガリオン存在 …………条件(2) |
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剣士ラムザ 「だからといって、オヴェリア様を 見殺しにしろというのかッ! |
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剣士ガフガリオン 「ジークデン砦のことなら忘れろ! あれは仕方なかったンだよ! 「おまえはベオルブ家の人間だ。 おまえは、おまえに与えられた 役目を全うしなければならン! 「それがおまえの運命なンだよッ! |
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剣士ラムザ 「ティータを死なせたのも 運命だというのかッ!? 「違うッ! それは違う! 僕らは僕らの都合でティータを… そう、ティータを殺したんだ! 「僕はずっとその現実から逃げてきた。 僕がティータを殺したんだ…。 |
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▼ 条件(2)をクリア ▼ ガフガリオンAT |
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剣士ガフガリオン 「何をバカなことを! 「あんな小娘一人死ンだところで なんだというんだ! 我々が第一に 考えねばならンことは“大義”だ! |
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剣士ラムザ 「人を欺き、利用するところに どんな“大義”があるというんだ! 「僕はもう、これ以上、 “大義”のために利用され命を落とす 人間を見逃すことはできない! 「僕はオヴェリア様を助ける!! |
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剣士ガフガリオン 「この分からず屋め! |
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▼ アグリアスAT ▼ アグリアスHP=約60%以下 |
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騎士アグリアス 「オヴェリア様をどうするつもりだ! |
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剣士ガフガリオン 「オレは王女を契約どおりに ガリオンヌへ連れて帰るだけだ。 「そのあと、ラーグ公が王女を どうするのか、オレは知らンよ。 |
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騎士アグリアス 「貴様たちはオヴェリア様を 戦争の道具にしようとしている! 「貴様とて一緒だ! ラーグ公やダイスダーグに いいように使われている! 「恥ずかしくないのか!? 犬になりさがっている自分が! 人間としての誇りはないのかッ!? |
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剣士ガフガリオン 「そんな役に立たないもンは とっくの昔に捨てたよ! |
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▼ ガフガリオンHP=約20%以下 | ||
剣士ガフガリオン 「くそッ! これほどまでに強いとは…! 「ええいッ、一時退却だッ!! |
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ガフガリオン:逃走 | ||
▼ すべての敵を倒す | ||
剣士ラムザ 「急いでライオネル城へ 行かなければ…! |
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【戦闘終了】 | 43/1-13 | |
(引き続き) | ||
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オヴェリア:食べ物が載っている盆を横にし床に座ってうつむいている ディリータ:数歩離れた位置に立っている |
68/1-41 | |
騎士ディリータ 「食事に手を付けていないのか。 食べないともたないぜ。 |
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王女オヴェリア 「………。 |
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騎士ディリータ 「おまえが死んで悲しむヤツなんて ひとりもいないぞ。 「それどころか、喜ぶヤツが大半だ。 どうせ、死ねやしないんだ。 無理せず食べろ。 |
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オヴェリア:顔を上げ | ||
王女オヴェリア 「…やはり、あなたも 枢機卿と結託していたのね。 「私をどうしようというの? ラーグ公に引き渡さないのなら どうするつもりなの? |
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騎士ディリータ 「本来、おまえがいるべき場所に おまえを連れていく…、それだけだ。 |
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王女オヴェリア 「あなたも私を利用しようというのね。 「…でも、私は あなたの言うとおりにはならない。 |
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騎士ディリータ 「おまえに選択肢はない。 生き延びるためにはそれしかないぞ。 |
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王女オヴェリア 「それはどういう意味? |
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騎士ディリータ 「それは…。 |
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ドラクロワ枢機卿、男(ヴォルマルフ):登場 | ||
騎士らしき男 「この娘がオヴェリアか…。 |
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ドラクロワ枢機卿:オヴェリアの前に立ち | ||
ドラクロワ枢機卿 「王女様、ご機嫌はいかがですかな? 「もう少しおとなしくして いただけるならば この部屋でなくともよいのですがね。 |
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騎士らしき男 「フン、王女の身代わりの娘には 十分すぎるぐらいだ。 |
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オヴェリア:驚愕、上半身を前方へうかせる ドラクロワ枢機卿、ディリータ:男(ヴォルマルフ)の方を見る |
無音 | |
ドラクロワ枢機卿 「ホホホホ…。ヴォルマルフ殿、 この娘はまだ知らないのです。 |
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ヴォルマルフと呼ばれた騎士 「そうか…。哀れな娘よ。 |
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王女オヴェリア 「それは、どういうことなの…? |
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ヴォルマルフ:オヴェリアの前へ進み出 | ||
ヴォルマルフと呼ばれた騎士 「いいか、よく聞け。 「おまえはオヴェリアではない。 |
78/2-14 |
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ドラクロワ枢機卿、ディリータ:オヴェリアの方に顔を戻す | ||
王女オヴェリア 「え…? |
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ヴォルマルフと呼ばれた騎士 「本物の王女はとうの昔に死んでいる。 おまえはその身代わりなのだ。 |
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王女オヴェリア 「そんな! ウソよッ!! |
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ヴォルマルフと呼ばれた騎士 「嘘ではない。 おまえはオヴェリアではないのだ。 「ルーヴェリア王妃をよく思わぬ 元老院のじじいどもが おまえを作り出した…。 「いつの日か、王位を継がせるために 身代わりを用意したのだ。 邪魔な王妃を追い出すためにな。 「やつらのやり口は実に周到だったよ。 上の二人の王子を病死に見せかけて 暗殺し、おまえを王家に入れた。 |
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オヴェリア:両手を床につき頭を垂れる | ||
「病弱なオムドリアに新たな王子が できるとは思えなかったのでな、 自動的に王位はおまえのものだ。 「ところがオリナスが誕生した。 …いや、未だに王子がオムドリアの 子であるかどうかなどわからん。 「ラーグ公が実妹を王の母にするために 外から“種”を 用意したのかもしれん…。 「いずれにしても、 元老院のじじいどもの計画は 台無しになったのだ。 |
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オヴェリア:上半身を起こしヴォルマルフに顔を向け | ||
王女オヴェリア 「ウソよッ! 絶対にウソだわ! 私には信じられない! |
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ヴォルマルフと呼ばれた騎士 「どう思おうとおまえの勝手だ。 「我々にとってもおまえが 王女であるかどうかなど どうでもいいこと。 「我々は『王女』という強力なカードを 手に入れた。 それだけで十分だ。 |
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王女オヴェリア 「…あなたたちは私をどうするつもり? いったい何をさせたいの? |
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ヴォルマルフと呼ばれた騎士 「何もしなくていい。今のまま 『王女』でいてくれればよい。 |
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王女オヴェリア 「私はアトカーシャ家の血を引く者! 誰にも命令されたりはしないッ! |
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ヴォルマルフと呼ばれた騎士 「では、どうする? ラーグ公に 捕らえられれば即、処刑だろう? 「我々は手助けをしたいだけだ。 おまえが王位につくためのな…。 |
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王女オヴェリア 「…あなたはいったい何者なの? |
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ヴォルマルフと呼ばれた騎士 「我々はラーグ公の味方でもなければ ゴルターナ公の陣営の者でもない。 「ただの“協力者”だ。 |
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ドラクロワ枢機卿 「ヴォルマルフ殿、王女様にはもう少し 頭を冷やしてもらいましょう。 「現実をきちんと認識すれば 我々の“協力”を拒むことも ありますまい…。 |
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ヴォルマルフと呼ばれた騎士 「うむ、そうだな…。 |
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ドラクロワ枢機卿、ヴォルマルフ:その場をあとにする ドラクロワ枢機卿:退場 ヴォルマルフ:扉の前で振り返る |
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ヴォルマルフと呼ばれた騎士 「行くぞ、ディリータ! |
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ディリータ:ヴォルマルフと共に退場 |